研究課題/領域番号 |
15202009
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研究機関 | 神戸松蔭女子学院大学 |
研究代表者 |
郡司 隆男 神戸松蔭女子学院大学, 文学部, 教授 (10158892)
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研究分担者 |
有田 節子 大阪樟蔭女子大学, 学芸学部, 助教授 (70263994)
今仁 生美 名古屋学院大学, 外国語学部, 教授 (20213233)
田窪 行則 京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (10154957)
松井 理直 神戸松蔭女子学院大学, 文学部, 助教授 (00273714)
三藤 博 大阪大学, 大学院・言語文化研究科, 助教授 (60181939)
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キーワード | 推論 / 日常言語 / 論理形式 / 量化表現 / 条件文 / モーダル表現 / 国際研究者交流 / アメリカ:韓国 |
研究概要 |
本研究は、推論および推論に関わる言語形式の研究を通じて、日常言語における推論がどのような形でなされるのかを考察し、論理形式と日常言語との相関関係を探求することを目的としている。 本年度は、前年度の研究成果を踏まえ、日本語、英語およびドイツ語などの西欧語、韓国語のコーパスから、採集、分類した、日常的推論、量化表現、条件文、モーダル表現に関わる言語現象を理論的に考察した。 さらに海外共同研究者との討議の場として、以下を実施した。 1.9月下旬に、日本側分担者の一部が、海外研究協力者のSellsの所属するStanford大学を訪問し、1週間程度集中討議をする場を設けた。この場では、前年度の各人の予備的な考察から出てきた問題点を整理し、今後の各人の分担をより明確化することを目的とした。 2.1月下旬に、海外共同研究者および他の海外からの研究者と、京都大学で1週間程度、共同討議する場を設けた。これは西欧語の分析を中心とした。 3.2月下旬に、Sellsおよび韓国側の海外研究協力者を中心として、日本語と韓国語の対照言語学的研究の集中的討議の場を設けた。また、次年度の計画の練り直しをおこなった。 本年度は前年度に収集した基礎的なデータの整理・分析に重点を置いたが、次年度に向けて、それを、一般的、普遍的な形の理論としてまとめることに着手した。特に、日本語と他言語の共通点と相違点を明らかにし、それが、言語の普遍性と個別性の問題とどう関わるかを考察した。
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