研究課題/領域番号 |
15202014
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研究種目 |
基盤研究(A)
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研究機関 | 島根県立大学 |
研究代表者 |
貴志 俊彦 島根県立大学, 総合政策学部, 助教授 (10259567)
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研究分担者 |
荒野 泰典 立教大学, 文学部, 教授 (50111571)
寺内 威太郎 明治大学, 文学部, 教授 (50217410)
片岡 一忠 筑波大学, 歴史・人類学系, 教授 (50092515)
横山 伊徳 東京大学, 史料編纂所, 教授 (90143536)
小風 秀雅 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化研究科, 教授 (90126053)
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キーワード | 東アジア / 不平等条約 / 領事裁判権 / 国際私法 / 国籍法 / 外国法人 / 治外法権 / 外交交渉 |
研究概要 |
本年度は、公開ワークショップを開催して先行研究を再検討することに重点をおいたほか、資料や関連情報の共有化を図るために公開/非公開のウェブサイトを構築した。 1.公開ウェブサイト及びマイクロ画像参照システムの構築 (1)公開ウェブサイト(http://gsv.u-shimane.ac.jp/t-kishi/kaken/):研究者間の情報交換に供するためだけでなく、他の研究者からの情報やアイデアを広く募集し、将来の国際シンポジウム開催のための情報収集/発信装置として機能させるために構築した。 (2)非公開ウェブサイト:「マイクロ画像参照システム」を構築し、ID番号及びパスワードをもつ研究メンバーが、本年度等に購入したマイクロフィルムをウェブ上で利用できるようにした 2.ワークショップの開催:国内外の研究者を招聘して、下記の通り計3回開催した。有益な提言が数多くだされ、本科研プロジェクトの方向性をより明確にすることができた。 第1回「日本のロシア人・華僑をめぐって」(2003年5月17日、早稲田大学国際会議場) 第2回「領事裁判権問題を考える」(2003年8月26日、東京大学史料編纂所) 第3回「近現代のモンゴルを囲んだ諸外国」(2003年9月28日、島根県立大学) 3.海外調査の実施:2名が中国、英国に赴き、個人の研究テーマに関する資料を収集できたほか、現地研究者と交流を図った。その結果中国側とは共同セッションの計画がたてられた。 (1)季衛東氏:中国(黒龍江大学法学院、黒龍江省档案館、ハルビン市档案館等)03年8月 (2)本野英一氏:英国(ロンドン大学アジア・アフリカ学部図書館、国立公文書館)04年2月 4.図書、マイクロフィルムの収集:購入した資料は上記ウェブサイトで公開している。 以上の成果をふまえて、来年度は海外での研究調査に重点をおいた計画をたてる予定である。
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