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2004 年度 実績報告書

アジア太平洋地域におけるグローバライゼーション、ローカライゼーションと日本文化:その研究の過去・現在・未来

研究課題

研究課題/領域番号 15202016
研究機関国際日本文化研究センター

研究代表者

BAXTER J.C  国際日本文化研究センター, 海外研究交流室, 教授 (60321618)

研究分担者 園田 英弘  国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (50027562)
小松 和彦  国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (90111781)
鈴木 貞美  国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (60179207)
カーン テモテ  国際日本文化研究センター, 海外研究交流室, 助教授 (70321619)
渡辺 雅子  国際日本文化研究センター, 海外研究交流室, 助教授 (20312209)
キーワードグローバライゼーション / ローカライゼーション / 文化 / 日本文化 / 文化ナショナリズム / 多文化主義 / 文化交流 / 地域
研究概要

2004年10月28日から31日まで、3年計画の国際共同研究の第2年度の研究集会として、「アジア・太平洋におけるグローバライゼイション、ローカライゼイションと日本文化:その研究の過去・現在・未来」と題するシンポジウムを、シンガポール国立大学日本研究学科との共同主催によりシンガポール市内で行なった。今回は、特に東南アジアにおけるグローカル化を重視し、参加を呼びかけた。オーストラリア、東南アジア、中国(香港)、日本の各国から日本研究者が参加し、それぞれの研究をもとにアジア太平洋地域における「グローカル」現象と日本との関係について、発表と議論がとりかわされた。
また、シンガポール大学文学・社会科学部学部長TAN Tai Yong助教授がGlobal Flows in the Making of Regional Polities、海外研究交流室室長の川勝平太教授がMaritime Asia as the Pivot of Globalization in Historical Perspective、と題した基調講演を行った。本プログラムは、ポピュラーカルチャー、食文化、観光と旅行、都市運動と開発、思想史、芸術、日本と東南アジアの政治経済関係といったテーマごとの分科会にわけられ、31の発表があった。
今回の会議では、東南アジアにおける日本研究の現状と動向に関する円卓会議式のミニセッションも行われた。シンガポール大学の寺田貴助教授の司会進行のもと、インドネシア(Bambang WIBAWARTA講師、インドネシア大学)、フィリピン(Lydia JOSE教授、アテネオ・デ・マニラ大学)、タイ(Kitti PRASIRTSUK助教授、タマサート大学)、シンガポール(TSU準教授、シンガポール大学)での研究成果報告があった。予算削減や改革といった厳しい状況におかれながらも、日本が各国で学生や研究者の関心を受け続けていることが明らかにされた。全体的に興味深いことは、各国において傾向が似ていても、それぞれが持つ国家の在り方、文化的文脈に応じて教育の現場や研究の姿勢に違いがみられたことである。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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