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2006 年度 実績報告書

宇都宮太郎関係資料からみた東アジアと近代日本

研究課題

研究課題/領域番号 15202019
研究機関日本女子大学

研究代表者

吉良 芳恵  日本女子大学, 文学部, 教授 (80318584)

研究分担者 井川 克彦  日本女子大学, 文学部, 教授 (50243803)
村井 早苗  日本女子大学, 文学部, 教授 (00318578)
久保田 文次  山梨県立大学, 国際政策学部, 教授 (20060650)
斎藤 聖二  茨城キリスト教大学, 文学部, 教授 (10306102)
櫻井 良樹  麗澤大学, 外国語学部, 教授 (90211268)
キーワード宇都宮太郎 / 日本陸軍参謀本部 / 辛亥革命 / 二個師団増設問題 / 朝鮮軍司令官 / 3・1独立運動 / 上原勇作 / 田中義一
研究概要

1、書類の整理:追加分を含め、枝番号を付与したデータベースを完成させた。特に全書類を時系列に並べ替えたデータベースは、日記や書簡の解読、照合に便利で、日記の解題作成に威力を発揮した。
2、書簡の整理:5000点にのぼる書簡の後半部分にあたる約2500点について、マイクロフィルムからの複製化を完了した。
3、上記の書簡の複製を用いて翻刻作業を行った。特に上原勇作から宇都宮太郎にあてた書簡の翻刻を全て終了した。
4、佐賀県立図書館や佐賀市内の菩提寺、宇都宮家の親族のお宅等で、宇都宮太郎の父の亀川貞一の切腹事件について調査を行い、その原因となった幕末維新期の佐賀藩の藩政改革について資料を収集した。
5、宇都宮太郎がロンドン駐在武官時代に英国の新聞に匿名で寄稿した英国陸軍軍制改革に関する意見書を調査し、ようやく確信がもてる投稿記事を発見することができた。またその分析を含め、宇都宮の陸軍改革案に関する研究報告会を数回開催した。
6、日露戦争時の明石工作等の費用が判明する小切手帳の解読及びデータベース化を行った。
7、第七師団長時代の日記の解読のため、師団司令部の置かれた旭川や、演習地である美瑛、帯広、釧路等で実地調査を行い、関係新聞記事や書籍などを調査、収集した。
8、朝鮮軍司令官としての宇都宮太郎に関する韓国で発行された新聞・雑誌・刊行物の調査を行い、研究報告会を開催した。
9、国立国会図書館憲政資料室で、宇都宮太郎と関係の深い福島安正の全日記と、明石元二郎・関屋貞三郎・田中義一・佐々友房・長岡外史・大野緑一郎から宇都宮太郎にあてた書簡を複製で収集した。
10、今年度は、平成15年度から交付された当該研究の最終年にあたる。この4年間の研究成果として、平成19年4月から11月にかけて、宇都宮太郎日記が3巻本で岩波書店から刊行されることになった。そのため各巻解題の準備を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 大正時代初期の宇都宮太郎-参謀本部第二部長として-2007

    • 著者名/発表者名
      櫻井, 良樹
    • 雑誌名

      (麗澤大学)経済社会総合研究センター Working Paper No.23

      ページ: 1-11

  • [図書] 日本陸軍とアジア政策-陸軍大将宇都宮太郎日記 1-2007

    • 著者名/発表者名
      宇都宮太郎関係資料研究会編(編集責任 吉良芳恵, 斎藤聖ニ, 櫻井良樹)
    • 総ページ数
      512
    • 出版者
      岩波書店

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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