研究課題
ロシア、韓国、中国、台湾、カンボジアにおける家畜の出現、移入、そしてそれぞれの伝播について情報収拾に努めた。特に中国、台湾には、実際に現地を訪問し、今後の共同研究の打ち合わせを行い、来年度からの共同研究を具体化することができた。7月まで、松井はフランス、パリ植物園で開催された国際考古動物学会DNA分科会に参加し、国際的な研究の動向について情報収集に努めた。1月10日から14日まで松井は上海、杭州を訪問し、浙江省文物研究所において、共同研究の打ち合わせを行い、代表的な新石器時代の農耕村落遺跡である河姆渡、田騾山を訪問し、それぞれ出土資料を観察し、家畜の移入について多くの知見を得ることができた。2月24日から3月2日まで共同研究者の中村俊夫、富岡直人らと台湾を訪問し、台北所在の中央研究院において中国本土の青銅器時代から鉄器時代にかけての遺物を観察し、台北大学において戦前の発掘資料を実見した。その後、台湾先住少数民族の遺跡を踏査し、それぞれの発掘資料のうち、ブタ・イノシシの骨について観察し、民族誌的情報の収集を深めた。
すべて 2005 2004
すべて 雑誌論文 (6件) 図書 (1件)
季刊考古学 第2号
ページ: 6-26
Journal of Wetland Archaeology Vol.5(未着)
埋蔵文化財センターニュース 120号
原の辻遺跡発掘調査報告 (印刷中)(仮題)
考古学研究会50周年記念論集 文化の多様性と比較考古学
ページ: 417-426
季刊東北学 第2号