• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

重量型資本主義下における炭砿労働者の生涯職業キャリアの再構築と分析

研究課題

研究課題/領域番号 15203022
研究機関早稲田大学

研究代表者

正岡 寛司  早稲田大学, 文学学術院, 教授 (70063625)

研究分担者 藤見 純子  大正大学, 人間学部, 教授 (60173457)
嶋崎 尚子  早稲田大学, 文学学術院, 教授 (40216049)
西野 理子  東洋大学, 社会学部, 専任講師 (50257185)
澤口 恵一  大正大学, 人間学部, 専任講師 (50338597)
白井 千晶  早稲田大学, 文学学術院, 講師
キーワード重量型資本主義 / 石炭鉱業 / 常磐炭砿 / 炭鉱離職者の追跡 / 職業キャリア / ミクロデータ / データのデジタル化 / データの公開
研究概要

本研究は、20世紀半ばまでの重量型資本主義の基盤を第一次エネルギー供給の面から下支えしてきた石炭鉱業の経済史的ならびに社会学的な意義と特殊性、そしてその発展と終焉過程とを緻密に記述することを目的とする。あわせて、それを比較歴史的な記録資料として利用可能な状態で保存するものである。平成16年度の研究活動は、以下のとおりである。
(1)「砿員カード」データのデジタル化と「採解簿」データの収集とデジタル化
職業キャリアデータの構築にむけ、当初予定のほかに「採解簿」データのデジタル化に着手した。「採解簿」データ(98,000件)の入力を完了した。
(2)福島大学地域創造センター資料のPDF化作業(9月・11月実施)
平成15年度に収集した閉山時から遡っての労務、総務、組合関連資料374点のPDF化を終え、データ入力を進めている(平成17年前期終了の見込み)。
(3)元炭砿労働者の面接調査の実施(4月・7月実施)
いわき市内居住者ならびに市外居住者に対して、離職後のキャリアに関する面接調査を実施した。その結果、調査対象者の累積は1,401名となった。その成果を報告書にとりまとめた(2005年4月刊行予定)。
(4)元炭砿労働者の追跡作業
(1)所在てがかりのある者の電話による追跡調査(前年度から継続中)。
(2)いわき市以外在住者への面接調査(前年度から調査会社に委託して実施)。
(3)(1)〜(2)の追跡作業の結果、閉山離職者4,792名のうち、面接調査実施1,401名、所在確認(調査不能)862名、所在確認(死亡)1308名、合計3,571名が追跡完了者である(前年度末2,605名)。この他329名の所在確認を来年度に残している。残る約800名については(2)、(3)の作業を通じて早晩追跡完了の見込みである。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 炭砿労働者の閉山離職とキャリアの再形成PartVIII2005

    • 著者名/発表者名
      正岡寛司, 藤見純子, 嶋崎尚子, 澤口恵一
    • 総ページ数
      300

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi