研究課題
基盤研究(A)
(1)プロジェクト全体を推進するために、公開の事務局会議=研究会を2週間に1回開催した。これらをふまえた全体的枠組みについての提起は、鈴木敏正『生涯学習の教育学-学習ネットワーキングから-』(北樹出版)として刊行される。(2)特定地域を対象とした実践的研究は、まず札幌市において、個別テーマに即した6つの小プロジェクトを立ち上げて、それぞれ予備的・実験的プロジェクトを進めた。士別市については、生涯学習を推進する行政および市民のネットワークを構築し、とくに市民ネットワーク(市民広場みなくる)と協働で、このプロジェクトの調査研究にもとづく公開講座を実施した。土幌町では、基礎的データ収集と関連機関調査を行った。(3)広域にわたる発達・学習支援ネットワークの構築に関する試験的研究においては、サーバ用コンピュータを導入し、掲示板、MLの構築、ネットワーク用ソフトの試験的活用を行った。(4)発達・学習支援ネットワークの国際比較研究については英国リーズ市調査を実施し、ネットワークとそれを支えるパートナーシップに関する資料収集とそれらの担い手に対する聞き取り調査を実施した。北アイルランドについては、3名の関連研究者を招聘して国際シンポジウム「地域づくり教育の未来」を開催する。
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