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2005 年度 実績報告書

中等教育の多様化に柔軟に対応できる高大接続のための新しい大学入試に関する実地研究

研究課題

研究課題/領域番号 15203031
研究機関筑波大学

研究代表者

白川 友紀  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (20112021)

研究分担者 加茂 直樹  北海道大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (10001976)
鈴木 敏明  東北大学, 高等教育開発推進センター, 教授 (20146111)
鴫野 英彦  大学入試センター, 研究開発部, 教授 (80321561)
長澤 武  広島大学, 入学センター, 副センター長・客員教授 (30335690)
武谷 峻一  九州大学, 高等教育総合開発研究センター, 教授 (60038073)
キーワード入学試験 / 高大接続 / AO入試 / 理科離れ
研究概要

シンポジウム
平成17年9月5日(月)〜6日(火)、筑波大学総合研究棟D棟において、「高大接続のための大学入試〜高大接続とAO入試〜」と題したオープンなシンポジウムを開催した。基調講演と10件の研究発表があった。大学関係者だけでなく、高校教員や教育産業からの参加もあり、80名位であった。発表論文は審査を行って、講演論文集を発行した。また、このシンポジウムでは、筑波大学のAC入試で入学した学生などによるポスターセッションも併設した。それにより、どのような学生を採りたいのか、採ったのかを実際に多くの大学のAO入試担当者に見てもらえたことは大きな成果であると考えている。
高大連携に関する調査研究
従来から引き続いて、AO入試や他の入試における志望動機の違いなどの実態調査や、入試別の入学者の追跡調査などを各大学で精力的に行った。ますますAO入試の多様化が進んでいると考えられる。専門高校・総合学科高校に関する調査では、科学技術の進歩に伴い高校3年間の専門教育では足りないため進学を薦める高校が増える一方で進学する生徒が少ない高校もあり、専門高校・総合高校の中でも進学型と非進学型に分化する傾向が見られた。
卒業研究指導教員による学生の評価を、北海道大学、九州大学、筑波大学の3大学で連携してアンケート調査を行う予定で準備を進めていたが、結局、九州大学と筑波大学の2大学で行うことができた。本研究では大学間で共通の形式で高大接続に関するデータを集積したいと考えていたが、技術的な問題もさりながら、社会的な理由でひとつの大学の中でもそのようなことが行えないということが現実のようである。
Webによるアンケート調査については先行する2年間で調査サイトの構築はできるようになったが、楽天の問題のように、個人を特定することに難点があり、Webによる調査自体はできなかった。
海外調査研究
本年度は、海外調査研究としてはオーストラリアの状況についてのみ報告ができた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 九州大学「21世紀プログラム」の4年間2006

    • 著者名/発表者名
      武谷峻一, 岡田佳子, 副島雄児, 有馬學, 柴田洋三郎
    • 雑誌名

      大学入試研究ジャーナル 15(未定)

  • [雑誌論文]2006

    • 著者名/発表者名
      南部 広孝
    • 雑誌名

      大学入試研究ジャーナル 第16号(未定)

  • [雑誌論文] 入試広報としての学部名称を考える-高校生はどう捉えたか-2006

    • 著者名/発表者名
      佐藤洋之, 倉元直樹
    • 雑誌名

      教育情報学研究(東北大学大学院教育情報学研究部・教育部紀要) 第4号(印刷中)

  • [雑誌論文] AO入試と大学における学習2005

    • 著者名/発表者名
      渡辺哲司
    • 雑誌名

      大学教育学会誌 27・1

      ページ: 146-151

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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