研究分担者 |
上谷 順三郎 鹿児島大学, 教育学部, 助教授 (10233941)
新名主 健一 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (80117514)
工藤 真由美 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (30186415)
村上 呂里 琉球大学, 教育学部, 助教授
梶村 光郎 琉球大学, 教育学部, 教授 (70255016)
|
研究概要 |
1.全国の小学校・中学校から無作為に抽出した小学校2,500校,中学校1,000校の教師(中学校の場合は国語担当教師のみ)を対象に国語学習指導アンケートを実施した。この国語学習指導アンケートは,日本国語教育学会が創立20周年記念として実施したアンケートを元にしているので,経年比較が可能である。2.小中学生の書いた課題作文を対象に,作文の文章量(文字数)を調査した。結果について,2004年度の日本教育心理学会で発表する予定。2004年度は引き続き文の長さと語彙について調査する予定。3.7つの高等学校の生徒を対象に,国立国語研究所旧言語教育研究部第一研究室で30年前に作成した文章表現のための言語能力テストを実施した。ただし,30年前の調査の結果は残されていないので,経年比較は不可能である。結果について,2004年度の日本教育社会学会で発表する予定であるが,昨年度実施した読解テストとあわせて報告書にまとめる予定。4.小中学生を対象に語彙力の調査を行った。これは,4年前に行った調査の継続調査である。5.小中学生を対象に,ことば遣いの調査を行った。これは4年前から調査地域を変えて行っているもので,3回目の調査となる。地域差を見ることが主眼である。6.教育基本語彙データベース改訂のための基礎資料を得るために,毎日小学生新聞,毎日中学生新聞,朝日小学生新聞,朝日中学生ウィークリー(いずれも2001年1年分)を対象に語彙調査を行った。あわせて用例集も作成したので,2004年度には検索ソフトとともに用例集をCD-ROMで配布する予定。なお,教育基本語彙の増補・改訂作業については,2004年度春期の全国大学国語教育学会で発表する予定。7.『言語生活研究』第3号を刊行した。8.「国語の誕生」という論文を『国語教育史研究』第1号に発表した。2004年度は,関連論文とともに報告書にまとめる予定。
|