研究課題/領域番号 |
15206022
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研究種目 |
基盤研究(A)
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
岡崎 健 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (20124729)
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研究分担者 |
野崎 智洋 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助手 (90283283)
伏信 一慶 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (50280996)
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キーワード | バイオマス / ガス化 / セルロース / リグニン / 低中温廃熱 |
研究概要 |
本研究では、バイオマス大量導入と低中温産業廃熱の高質化・高度利用を同時に実現しなおかつ、用途に合わせて水素、メタノール、DMEといった多種の燃料製造を可能とする全く新規な多目的バイオマスガス化技術実現のため、その学理構築とシステム実現可能性を実証することを目的とする。 研究代表者らの過去の研究によるバイオマス水素リッチガス化の課題は、ガス化により製造された水素の輸送・貯蔵であったが、ガス化システムによる生成ガスのH_2:COの調整により、これらの合成で得られるメタノールやDMEの形態で容易に輸送・貯蔵し、消費地に俯存する低中温廃熱により水素に改質することで、バイオマス水素リッチガス化の課題を解決するのみならず、低中温廃熱の高質化・高度利用、中間生成物としてのメタノール・DME供給という、従来独立に検討されてきた個々のシステム概念を高度に包含した新たなシステム概念の提示となる。 実験系の構築と基礎実験の開始(岡崎・伏信・野崎) 初年度は、まず多目的ガス化の検証を可能とする実験系の構築を行った。時系列でのガス化特性把握のための1次元層流ガス化炉を構築し、加圧下での高速昇温が可能なイメージ炉(現有)を用い、ガス化実験準備、ならびに基礎データ取得を開始している。既にデータを有するセルロースで実験系構築のための予備実験を行い、リグニンのデータ取得を行った。以上の検討により、バイオマスガス化の基礎的な反応データを得ると伴に、次年度以降の本格検討の準備を完了した。
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