研究分担者 |
朝倉 康夫 神戸大学, 工学部, 教授 (80144319)
二神 透 愛媛大学, 総合情報メディアセンター, 講師 (40229084)
柏谷 増男 愛媛大学, 工学部, 教授 (00026254)
山本 俊行 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (80273465)
河野 博之 京都大学, 大学院・情報学研究科, 助教授 (70224813)
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研究概要 |
今年度は,研究代表者の羽藤が既に開発済みの位置計測機能を利用した調査システムを基本に,測定間隔の途中変更などの調査状況の自動確認機能,アノニマスな結果表示機能と複数の携帯会社への対応モジュールの開発のため事前調査を実施した.その結果,長期にわたる調査実施においてGPS携帯調査では高度なデータ処理をしようとした場合,バッテリーの持ち時間に問題がある,長期モニタリングに対する被験者の負荷が大きいことが明らかとなった.そこで新たに,長時間のバッテリーの耐久時間が補償でき,いくつかのセンサー機能を有することで自動的に行動文脈が判別可能な調査デバイスの開発を実施した. さらに本年度は計画にしたがって以下の研究開発を行った. 【データベースの開発】平成17年度に実施する調査は長期間にわたるため,大規模な調査データの即時解析が可能なデータベース構造について検討し,その論理モデルを構築した.設計にあたっては研究代表者らが国土交通省と共同で行った調査データを利用した. 【オンライン解析モジュールの開発】解析モジュールとして,研究代表者の羽藤が開発中の行動相関ルールの抽出アルゴリズムをオンライン解析が可能なシステムとして再設計を行い,オンライン型の経路判別アルゴリズムの開発に成功した. 【Day-to-day行動モデルの構築】アクティビティ・パターンの選択肢ネストの構造化アルゴリズムの開発を行った.移動-活動配列を時間/場所の属性によりパターン化し,多次元操作距離を用いて類似度の判定を行ない,ネストを構造化した.この成果についてはITSシンポジウム,交通工学研究会で発表を行った.
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