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2005 年度 実績報告書

自然風の急激な風向変化に伴う建物壁面の瞬間風圧とその発生機構

研究課題

研究課題/領域番号 15206062
研究機関大阪市立大学

研究代表者

谷池 義人  大阪市立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00111980)

研究分担者 谷口 徹郎  大阪市立大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (30231418)
丸山 敬  京都大学, 防災研究所, 助教授 (00190570)
木内 龍彦  大阪市立大学, 大学院・工学研究科, 講師 (30112527)
谷口 与史也  大阪市立大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (30254387)
キーワード野外実測 / 自然風 / 風速測定システム / 風圧測定システム / 風荷重 / 外装材
研究概要

ここ数年、台風の襲来に伴い一般家屋、公共建物あるいは文化財建造物等に大きな被害をもたらしている。老朽化した木造住宅や小規模構造物では、屋根全体の破損・倒壊に至ることがある一方で、大規模構造物では全壊には至らないものの、窓ガラスや屋根葺き材等の外装材の飛散や脱落が数多く発生している。これら外装材の設計用風荷重は、多くの場合、風向一定時における実験および解析結果に基づいて評価されている。しかし、急激な風向変化を伴う場合の風力性状が、風向一定時の実験結果により包絡されるという保証は無い。本研究では自然風の風向変化の性状と、風向変化に伴う建物外壁に作用する風力の性状を、風速の多点同時計測と、大規模模型に作用する風圧の野外実測により明らかにすることを目的とする。
平成17年度は、昨年度立案した計画に基づき、自然風の多点同時実測を行った。実測においては、強風時の変動性状を解析するために必要なデータを記録するシステムを開発し、これを使用した。また、年間を通した自然風の性状を把握するための計測システムについても開発に着手し、来年度も継続してその開発を進める。さらに、昨年度開発した自動補正機能を作動させるプログラムで使用する、電磁弁と風圧測定用チップを組み合わせた自動補正機能付風圧計の開発を行い、野外実測において試用した。その結果は良好であり、自動補正機能により、温度変化等による風圧測定用チップの平衡点の移動を考慮する必要のない良質の野外実測データを得ることができることを確認した。来年度はこのシステムを使用し、円柱模型に作用する風圧特性と風向変化との関係を中心に風向・風速及び風圧の計測とそれらの関係に関する解析を進める予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 自然風中の風向変化による建物の風圧性状への影響2005

    • 著者名/発表者名
      池内淳子
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集(近畿) B-1

      ページ: 165-166

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] ウェーブレットを用いたコヒーレンスの評価 その1 評価方法2005

    • 著者名/発表者名
      谷口徹郎
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集(近畿) B-1

      ページ: 225-226

  • [雑誌論文] ウェーブレットを用いたコヒーレンスの評価 その2 角柱に作用する風力と風速の関係2005

    • 著者名/発表者名
      浅見理英
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集(近畿) B-1

      ページ: 227-228

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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