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2005 年度 実績報告書

モーショナルシュタルク効果分光による回転変換角度分布の計測

研究課題

研究課題/領域番号 15206106
研究機関核融合科学研究所

研究代表者

居田 克巳  核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 教授 (00184599)

研究分担者 吉沼 幹朗  核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助手 (20323058)
渡辺 清政  核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助教授 (00249963)
門 信一郎  東京大学, 高温プラズマ研究センター, 助教授 (10300732)
榊原 悟  核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助教授 (90280594)
成嶋 吉朗  核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助手 (40332184)
キーワードモーショナルシュタルク効果 / 内部磁場の磁場のピッチ角度 / 回転変換角度 / プラズマの平衡 / 軟X線CCDカメラ
研究概要

本研究においては、局所的な磁力線のピッチ角をモーショナルシュタルク効果分光で計測すると同時に、プラズマの内部磁気面を軟X線CCDカメラでもって決定する。モーショナルシュタルク効果分光単独ではなく、軟X線CCDカメラの計測と組み合わせることにより、トロイダル対称性を持たないプラズマにおいて、精度よく回転変換角度分布を計測しようとする点にある。すなわち、ピッチ角の半径分布と内部磁気面形状とが矛盾無く再現できるプラズの平衡計算を行うことにより、回転変換角度分布を導く事を目指している。
平成17年度には、中性粒子ビームによる電流駆動の実験を行い、回転変換分布を計測した。電流駆動により回転変換を増加又は減少させて、磁気シアとプラズマの閉じ込めがどのように変化するか、またMHD不安定がどのように変化するかについても調べた。その結果、回転変換を増加させる方向に電流駆動した場合、全体の回転変換角度は確かに増加するが、中心の回転変換角度は逆に減少し、磁気シアが増加することが解った。これは予想と相反する結果であった。一方、回転変換を減少させる方向に電流駆動した場合には、全体の回転変換角度は減少し、中心の回転変換角度が増加して、磁気シアが減少し、MHD不安定が発生することが実験的に確かめられた。モーショナルシュタルク効果分光で回転変換角度を計測することにより、磁気シアとMHD不安定との関連を明らかにすることができた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Effect of Plasma current on m=1 mode in LHD2006

    • 著者名/発表者名
      Y.Narushima, S.Sakakibara, K.Y.Watanabe, K.Ida, K.Narihara, S.Ohdachi, S.Inagaki, et al.
    • 雑誌名

      Plasma Fusion Res. 1

      ページ: 004

  • [雑誌論文] Measurements of rotational transform due to non-inductive toroidal current using Motional Stark Effect spectroscopy in Large Helical Device2005

    • 著者名/発表者名
      K.Ida, M.Yoshinuma, K.Y.Watanabe, T.Kobuchi, K.Nagaoka
    • 雑誌名

      Rev.Sci.Instrum. 76・1

      ページ: 053505

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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