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2003 年度 実績報告書

テクノアダプタビリティーの生理的多型性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15207021
研究種目

基盤研究(A)

研究機関千葉大学

研究代表者

岩永 光一  千葉大学, 大学院・自然科学研究科, 助教授 (70160124)

研究分担者 仲村 匡司  京都大学, 大学院・農学研究科, 講師 (10227936)
下村 義弘  千葉大学, 工学部, 助手 (60323432)
勝浦 哲夫  千葉大学, 工学部, 教授 (00038986)
キーワードテクノアダプタビリティー / 生理的多型性 / 生理人類学 / テクノストレス / ヒューマンインタフェース / 木目模様
研究概要

本年度の主要な成果は以下のとおりである。
1.テクノアダプタビリティーの研究方法論に関する考察(岩永)
生理人類学におけるテクノアダプタビリティー研究の意義について、生理的多型および全身的協関、機能的潜在性、環境適応能の関連から考察した。テクノアダプタビリティーの生理的多型性を研究するにあたっては、これらのキーワードの相互の関連を視野にいれたアプローチが重要であるとの結論に至った。
2.テクノストレスに対する循環系反応の生理的多型性の可能性(岩永)
テクノストレスに対する循環系反応において生理的多型が存在する可能性を文献調査により明らかにした。また、精神作業負荷に対する個体内の循環系反応の再現性について基礎的な実験を行い、血圧および心拍数の上昇度において再現性が確保されるが、実験条件の厳密な統制が必要であることを示した。
3.ヒューマンインタフェースの不整合に対するヒトの応答(勝浦)
コンピュータを使用した情報認知・反応作業において、コンピュータから与えられる情報にエラーが発生した場合の、ヒトの応答特性について基礎的な実験を行った。結果として、エラーの発生する確率が50%近傍にある時、ヒトの作業パフォーマンスは最も低下することが明らかとなった。
4.木材の視覚情報をモデルとしたテクノアダプタビリティーの検討(仲村)
自然由来の刺激として木材の木目模様を取り上げ、人工的に作成した木目模様との比較を行うことにより、テクノアダプタビリティーの一側面を明らかにする課題設定を行った。
5.循環反応の全身的協関に基づく生理的多型性計測システムの確立(下村)
血圧、心拍数、心拍出量、末梢血管抵抗などの循環系反応の全身的協関に基づく生理的多型性計測システムを構築した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 岩永 光一: "テクノアダプタビリティの考え方"日本生理人類学会誌. 8巻・特別号(2). 20-21 (2003)

  • [文献書誌] 仲村 匡司, 増田 稔: "アイマークレコーディングによる木目模様の誘目性の解析"日本生理人類学会誌. 8巻・特別号(2). 124-125 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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