研究課題/領域番号 |
15209022
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
梅田 徳男 北里大学, 医療衛生学部, 教授 (40142319)
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研究分担者 |
池田 俊昭 北里大学, 医療衛生学部, 助教授 (00184424)
長谷川 智之 北里大学, 医療衛生学部, 講師 (10276181)
原内 一 川崎医療短期大学, 放射線技術科, 助教授 (20243256)
大川 明子 名古屋市立大学, 看護学部, 講師 (20290546)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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キーワード | 在宅医療システム / 遠隔医療システム / Healthcare System / 医用画像保管・伝送 / 著作権保証 / 電子透かし / 安全性・秘匿性 / PACS |
研究概要 |
本研究では、IT技術を用いて在宅医療を支援するe-Hospitalシステムを構築する。その際、医療情報の保管・伝送時には電子透かし技術を用いて著作権保証やセキュリティ、プライバシーの確保し、受療者が地域で活動しながら健康管理できる、地域一体型の在宅医療リアルタイム支援システムの構築を行う。すなわち、受療者が在宅のまま、本人やその家族、訪問看護・介護者により、「かかりつけ医」のいる個人病院と在宅受療者の健康情報伝送や、カメラを利用した「かかりつけ医」との疑似対面相談、さらにその在宅受療者の個人病院内に保管されている診断情報や画像とも自動連結し、「かかりつけ医」が基幹病院内の医者とも相談できる安価な地域一体型e-Hospitalシステムを構築する。 昨年度、患者宅-個人病院間の電話回線を利用した医療情報の実験送受信システム、LAN(Local Area Network)を利用した個人病院-基幹病院間での医療情報の送受信実験システムを構築した。また、各病院での医療情報の保管時における著作権保証、送受信時におけるセキュリティ・プライバシー確保も電子透かし技術を用いて試行した。 本年度は個人病院システムと患者システムとを構築し、それらのシステム間で健康情報の送受信を実施する。また、患者宅-個人病院-基幹病院のシステム間や個人病院-個人病院システム間をも統合的な連結を昨年から引き続き行った。この病院間の伝送時に医療情報の秘匿性・安全性を確保するため、電子透かし技術を用いた。また、VPN(Virtual Private Network)を用いた情報伝送実験も行った。
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