研究課題/領域番号 |
15252007
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
田嶋 俊雄 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (10171696)
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研究分担者 |
中兼 和津次 青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (80114958)
佐藤 宏 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50211280)
大島 一二 東京農業大学, 国際食料情報学部, 教授 (40194138)
池上 彰英 明治大学, 農学部, 助教授 (80339572)
菅沼 圭輔 福島大学, 経済経営学類, 教授 (50222047)
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キーワード | 中国 / 農業 / 構造調整 / 農家調査 / 農家負担 / 構造問題 / 農産物貿易 |
研究概要 |
今年度は日中関係の悪化を懸念した中国側の都合で、夏に予定されていた2回の農家調査が延期となり、秋から冬にかけて集中的に取り組まざるをえなかった。そのため一部調査データの入力作業を次年度以降に繰り越さざるをえなかった。 まず夏の段階で田嶋および山口真美(研究協力者)が北京に赴き、国務院発展研究中心農村部にて海外共同研究者の徐小青、謝揚と今年度の調査・研究について打ち合わせを行った。引き続き田嶋は山東省において農業構造問題および農家負担問題を調査し(済南、日照、諸城、青島)、山口は四川省成都市にて農家調査にかかわる資料収集を行った。 05年11月初旬に海外共同研究者である徐小青、于保平、林煥軍(以上、国務院発展研究中心農村部)、朱鋼(中国社会科学院農村発展研究所)を日本に招請し、長野県において施設農家と農協の指導について調査すると共に、東京にて前年度調査の総括とあわせて中国の農業・農村問題をテーマに国際シンポジウムを行った。また農林水産省にて日本農業の構造問題、日中農産物貿易等についてインタビューを行った(池上、田嶋が参加。伊藤健一総括審議官など)。 06年1月初旬に広東省肇慶地区高要市にて農家調査、県郷村レベルのインタビュー調査およびアンケート調査を実施した(田嶋、池上、西野真由=研究分担者、山口真美、森路未央=研究協力者、謝揚、林煥軍ほか)。06年1月中旬に、前年度調査で積み残した江蘇省蘇州地区常熟市における農家調査を農業部農村経済研究中心に委託して実施した(宋洪遠、朱守銀=海外共同研究者ほか)。 さらに06年3月初旬に、四川省広元地区剣閣県にて農家調査および県郷村レベルのインタビュー・アンケート調査を実施した(田嶋、池上、山口、朱鋼、郭建軍=海外共同研究者ほか)。
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