研究分担者 |
荒井 修亮 京都大学, 大学院・情報学研究科, 助教授 (20252497)
赤松 友成 独立行政法人水産総合研究センター, 水産工学研究所・水産情報工学部, 主任研究官 (00344333)
綿貫 豊 北海道大学, 大学院・水産学研究科, 助教授 (40192819)
坂本 亘 近畿大学, 水産研究所, 教授 (50013587)
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研究概要 |
4年間に及ぶ本研究の2年目に当たる平成16年度は、極域・亜寒帯域・温帯域・熱帯域における野外観測を実施した。さらに、過去に得られたデータを用いて解析したところ、来年度以降本研究を進めて行くにあたって参考となる成果が得られたので、論文発表を行った。 極域におけるエンペラーペンギン調査)アメリカ合衆国スクリップス研究所P. Ponganis博士らと共同で、平成16年11月から12月にかけて、アメリカ南極基地マクマードにおいて、エンペラーペンギン調査を実施した。海氷上に人工的に開けた穴から出入りするペンギンより、潜水中の行動データが得られた。 亜寒帯域における海鳥調査)平成16年7月から8月にかけて,アラスカ沖のセントジョージ島においてウミガラス調査を実施し,潜水行動および水温鉛直分布に関するデータを得た. 温帯域におけるオオミズナギドリ調査)平成16年5月から10月にかけて,岩手県釜石市三貫島においてオオミズナギドリ調査を実施し,採食トリップ中の行動データ,経験表層水温,および近海で捕食した餌生物に関するデータを得た. 熱帯域における調査)小笠原父島で産卵を終えたアオウミガメ雌個体に、Satellite Relayed Data Loggerを搭載し、黒潮流軸を横切って北上し、伊豆諸島付近にまで到達する間の、水平位置・潜水行動・環境水温のデータ取得に成功した。インドネシアにおける産卵場において,オサガメ3頭に加速度データロガーを装着し,2頭からデータを得た.タイにおけるジュゴン調査のための補佐実験をPhuket Marine Biological Centerの飼育個体を用いて4月から5月にかけて行った.
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