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2003 年度 実績報告書

古代中国人類集団の遺伝的多様性とその時代変遷に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 15255008
研究種目

基盤研究(A)

研究機関東京大学

研究代表者

植田 信太郎  東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (20143357)

研究分担者 黒崎 久仁彦  東京医科大学, 医学部, 助教授 (60240701)
斎藤 成也  国立遺伝学研究所, 集団遺伝研究系, 教授 (30192587)
キーワード中国 / 人類進化 / 遺伝的多様性 / 時代変遷 / 炭化植物 / ミトコンドリア / 古人骨 / 日本人
研究概要

中国社会科学院・考古研究所に所属する中国側共同研究者と共に,同研究所・安陽工作所(河南省・安陽)を中心拠点として、商代ならびにそれ以前の遺跡発掘のための事前調査ならびに古人骨試料の収集をおこなった。収集した古人骨は,日本側研究者ならびに中国科学院・遺伝研究所に所属する中国側共同研究者との共同作業により,DNA分析のための前処理としての古人骨試料のクリーニング作業をおこなった。前処理を終えた古人骨試料から順次,DNAの抽出を開始した。抽出・精製したDNAをテンプレートとして,PCR法を用いてDNAの増幅を試みた。DNA増幅をおこなった領域は,高度の遺伝的多様性を有し,世界中の多くの現代人類集団およびいくつかの古代人類集団に関する塩基配列データが既に得られているために本研究の目的に最も適したミトコンドリアのDループ領域とした。増幅に成功した古人骨個体について,PCR direct-sequencing法による塩基配列の決定をおこなった。また、遺跡より出土した炭化植物のDNA分析によっても古代中国人類集団の遺伝的多様性、特にその時代的変遷に関する貴重な情報が得られることから、炭化植物試料を収集するための予備調査もおこなった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 植田信太郎(共著): "中世総合資料学の提唱"新人物往来社. 292 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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