• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

アマゾン川流域およびギニア高地における木本植物の進化と木部形態形成

研究課題

研究課題/領域番号 15255016
研究機関名古屋大学

研究代表者

福島 和彦  名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 教授 (80222256)

研究分担者 山本 浩之  名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 助教授 (50210555)
戸丸 信弘  名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 助教授 (50241774)
松下 泰幸  名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 助手 (60335015)
鈴木 三男  東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80111483)
丸山 毅  独立行政法人森林総合研究所, 生物工学研究領域, 主任研究員 (20353865)
キーワードアマゾン / リグニン / 樹木 / 木部 / 形態形成 / 熱帯雨林
研究概要

遺伝子資源の宝庫であるアマゾン川流域および植物が独自の進化を遂げてきたギニア高地における本植物(おもに被子植物)の木部形態形成に関し、材利用の観点から材質を左右する因子に焦点をあて、環境適応と遺伝学的分類の両面から知見を得る。
本年度は、9月にマトグロッソ州北部のコトリグアス周辺の熱帯雨林を調査した。今回は、ブラジル側研究者の綿密な準備により、貴重な処女林より伐採直後の数種の熱帯産材および葉を日本に持ち出すことに成功した。現在、これらの組織解剖学的性質、理化学的性質について調べている。これまでに、材比重、抽出成分量、シリンギル・グアイアシルリグニンの比率等について解析中である。これら地域における現地調査(日本ブラジル合同チーム)を通して、多種多様な種の木部形態形成を実測値に基ずく情報(リグニン組成比、成長応力解放ひずみ等)と画像に基ずく情報(樹形、木材組織観察等)とから、両者の相関関係をみいだし、これにデータベース化することにより多種多様な種を分類・序列化していきたい。さらに、特徴的な性質を示す種の遺伝子解析をおこない、進化過程を明らかにしていく。
調査予定地域(数カ所)は、生育環境が著しく異なっているので、環境適応との観点から木部機能分化についても検討していく。
3月に予定していた現地調査は、異常気象のため平成17年5月に延期することとなった。試料の調達において、若干の遅れが認められるものの、解析手法の開拓等は順調に推移している。

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi