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2005 年度 実績報告書

異種メディア情報群に対するメディア間感性検索方式に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15300028
研究機関筑波大学

研究代表者

北川 高嗣  筑波大学, 筑波大学大学院・システム情報工学研究科, 教授 (60153095)

研究分担者 清木 康  慶慮義塾大学, 環境情報学部, 教授 (10169956)
櫻井 鉄也  筑波大学, 筑波大学大学院・システム情報工学研究科, 教授 (60187086)
細川 宜秀  名古屋工業大学, 工学研究科おもひ領域, 助手 (50312830)
キーワードメディアデータ / 感性 / 異種メディア情報群 / 意味的連想検索 / 異種メディア間連結 / マルチメディア / データベースシステム / 感性検索
研究概要

本研究では,広域ネットワークを介してアクセス可能な異種メディア情報群を対象とした,任意の異種メディア情報を検索対象として、任意の異種メディア情報を検索キーとする感性に基づいた検索する方式の設計,および実現を行った.さらに個々の検索方式や個々のメディア情報に対応するメタデータを自動抽出する方式をメタレベルにおいて連結し,異種の方式を対象とした相互運用性の実現を行った.これにより,様々なメディア情報を対象とした多角的な検索機能を持つマルチメディアデータベースが実現可能となった.
本研究の特徴は,各メディア情報を対象とした感性情報を表現する言葉を自動抽出する方式を用いてメディア情報群を言葉という共通メディアを用いて表現し,これらの情報を言葉の距離を計量可能な共通の空間(以下,ユニバーサル空間)に人間の感性に反映した統一的な作用素によって写像することにより,異種メディア情報群の連結を実現している点にある.従来の研究では,高機能または高性能である単一の特定メディア情報群を対象とした検索方式の実現に主眼がおかれていた.
本研究では,ユニバーサル空間に統一的に人間の感性に合致した写像操作可能な心理学の研究に基づく作用素を設計,実現した.本作用素により,独立に実装されている既存のメディア情報群を対象としたシステムの間にある言葉で表現される感性情報の差異をうめることが可能である.これにより,統一的な操作での連結を実現する.
本方式の実現により,これまで独立に実装された異種メディアデータを連結を可能とするマルチメディアデータベースシステムの実現により,既存のメディアデータ群の連結による新しい情報生成が可能となる.さらに,検索者は検索キーとしての表現方法が広がり,より適当な検索者が意図した検索が実現でき,多様な感性検索の実現が可能となる.これにより,既存のデータの利用機会を増大させ,データベース群の利用価値を飛躍的に増大させることが可能である.

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2005 その他

すべて 雑誌論文 (8件)

  • [雑誌論文] Improving the Accuracy of Numerical Conformal Mapping by Pade Approximation using the Arnoldi Method2005

    • 著者名/発表者名
      Y.Lu, T.Itoh, S.Itoh, T.Sakurai
    • 雑誌名

      Journal of Information & Computation Science Vol.2, No.2

      ページ: 289-294

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Pade近似を用いた数値等角写像計算のArnoldi法による精度改善2005

    • 著者名/発表者名
      呂毅斌, 伊東拓, 伊藤祥司, 櫻井鉄也
    • 雑誌名

      日本応用数理学会論文誌 Vol.15, No.3

      ページ: 495-508

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 特定分野を対象とした連想検索のための書籍の索引部を用いたメタデータ空間生成方式2005

    • 著者名/発表者名
      中西崇文, 岸本貞弥, 櫻井鉄也, 北川高嗣
    • 雑誌名

      電子情報通信学会論文誌 Vol.J88-D1 No.4

      ページ: 840-851

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] LanczosプロセスのリスタートによるCGS法の安定化2005

    • 著者名/発表者名
      多田野寛人, 櫻井鉄也
    • 雑誌名

      日本応用数理学会論文誌 Vol.15, No.2

      ページ: 129-143

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 3Dオブジェクトの陰関数表現:前処理付反復法によるCSRBF型連立一次方程式の解法2005

    • 著者名/発表者名
      伊東拓, 北川高嗣, 仲田晋
    • 雑誌名

      電子情報通信学会論文誌 Vol.J88-A, No.3

      ページ: 338-347

  • [雑誌論文] 大規模固有値問題のmaster-worker型並列解法2005

    • 著者名/発表者名
      櫻井鉄也, 多田野寛人, 早川賢太郎, 佐藤三久, 高橋大輔, 長嶋雲兵, 稲富雄一, 梅田宏明, 渡邊寿雄
    • 雑誌名

      情報処理学会論文誌 Vol.46, No.SIG7(ACS10)

      ページ: 44-51

  • [雑誌論文] A Method for Avoiding Breakdown in Product-Type Iterative Methods and its Behavior for Toeplitz Linear System2005

    • 著者名/発表者名
      H.Tadano, T.Sakurai
    • 雑誌名

      Appl.Num.Anal.Comp.Math. Vol.2, No.2

      ページ: 254-261

  • [雑誌論文] MPU法に基づく色情報付き陰関数曲面の生成

    • 著者名/発表者名
      藤本大地, 伊東拓, 仲田晋, 北川高嗣, 岡将史, 田中覚
    • 雑誌名

      電子情報通信学会論文誌 (in press)

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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