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2005 年度 実績報告書

急速眼球運動によるユーザインターフェイスのための画像処理LSIセンサの試作

研究課題

研究課題/領域番号 15300037
研究機関公立はこだて未来大学

研究代表者

川嶋 稔夫  公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 教授 (20152952)

研究分担者 秋田 純一  金沢大学, 自然科学研究科, 講師 (10303265)
長崎 健  公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 講師 (70325893)
戸田 真志  公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 助教授 (40336417)
キーワード眼球運動 / ビジョンチップ
研究概要

1 眼球運動高速検出を目的とした低分解能画像のための並列画像処理アルゴリズムの開発(川嶋、長崎)
最終年度はとりまとめとして,サッケードのような視線の高速な動きを精密に観察するために,眼球運動の高速計測のための統合計測モデルを確立した。視線計測アルゴリズムのうち,角膜反射像と瞳孔中心を用いる手法は,高速に求めることができビジョンチップに適しているが,視線方向の観測精度の面で有利とはいえない.それに対し,瞳孔形状を用いる手法は,正確な方向を求めるためには,瞳孔形状の楕円近似による推定適しているが、処理の高速化は難しい.そこで、これらの2手法を拡張カルマンフィルタで統合し、高速で高精度で視線計測を実現できることを明らかにした。これらの内容はシンポジウム論文として発表している。
2 ビジョンチップへのインプリメンテーションに関する調査(秋田、川嶋、長崎、戸田)
急速眼球運動に対応した視線検出機能を持つVision Chipアーキテクチャを提案した.視線の検出には瞳孔とプルキニエ像の位置の二つのパラメータが必要であり,今回提案するVision Chipは,眼球画像からの瞳孔とプルキニエ像の検出方法,およびそれらの中心の検出方法,中心の座標生成を行うものである.本Vision Chipアーキテクチャの構成要素のうち,二値化後の処理を行うディジタル処理部(PE)をFPGA上に実装し,正しく動作することが確認できた.またPE数を100×100とした場合のクリティカルパスを考慮したフレームレートは146[kfps]となり十分に急速眼球運動を検出できることを確認した.これらの成果は国際会議および研究会において報告するとともに,現在すでに原著論文として投稿中である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Vision Chip Architecture for Saccade Tracking2005

    • 著者名/発表者名
      J.Akita, H.Takagi, T.Nagasaki, M.Toda, T.Kawashima, A.Kitagawa
    • 雑誌名

      Proceedings of 2005 IEEE Workshop on Charge-Coupled Devices and Advanced Image Sensors P23

      ページ: 133-136

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 急速眼球運動を考慮した視線位置計測システム2005

    • 著者名/発表者名
      長崎健, 秋田純一, 戸田真志, 川嶋稔夫
    • 雑誌名

      第10回 パターン計測シンポジウム論文集 〜人と世をつなぐパターン計測〜

      ページ: 9-14

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 急速眼球運動対応の視線検出機能をもつVision Chipアーキテクチャ2005

    • 著者名/発表者名
      高木宏章, 秋田純一
    • 雑誌名

      映像情報メディア学会技術報告 Vol.29, Vo.34

      ページ: 17-20

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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