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2003 年度 実績報告書

工学技術デジタルアーカイブのためのアーカイビング手法ならびにその体系的提示法

研究課題

研究課題/領域番号 15300039
研究種目

基盤研究(B)

研究機関国立情報学研究所

研究代表者

末松 安晴  国立情報学研究所, 所長 (40016316)

研究分担者 高野 明彦  国立情報学研究所, ソフトウェア研究系, 教授 (00333542)
安達 淳  国立情報学研究所, ソフトウェア研究系, 教授 (80143551)
坂内 正夫  国立情報学研究所, 副所長・教授 (30107370)
片山 紀生  国立情報学研究所, 情報メディア研究系, 助教授 (60280559)
神内 俊郎  (株)日立製作所, 試作開発センタ, センタ長
キーワード工学技術デジタルアーカイブ / デジタルアーカイブ / デジタルコンテンツ / 技術遺産 / コンテンツ管理
研究概要

平成15年度は、工学技術デジタルアーカイブに収めるべきコンテンツについての実態調査ならびに要求分析を中心課題に据えて所究を進めた。まず、工学技術コンテンツの現状を把捧するために、学会や企業で収集されているコンテンツについて調査を行い、その一部を実験用データとしてデジタル化し、実験環境の構築を進めた。一方、要求分析に関しては、関連学会と連携しつつ、学会、企業など工学技術デジタルアーカイブを使う立場の方々の意見を調査し、どのような課題があるのか、また、どのような方法で解決すべきかについて検討を進めた。この中で最も重要な課題として挙がったのは以下の点である。
1.遡及、波及といった技術間の時間軸上での関連性を体系化すること
2.技術遺産も文化遺産のひとつであり、専門家のみならず学生などの非専門家にも利用しやすいアーカイブになっていること
3.工学技術と社会的な周辺事項とを関連付けることにより、社会生活の視点から工学技術の意義や役割を把握できるようにすること
4.画像・映像・音声などのマルチメディアコンテンツを活用すること
以上の活動に加えて、博物館でのデジタル技術応用が進んでいる米国の動向を把握するため、技術系の主要な博物館(スミソニアン博物館、コンピュータ歴史博物館、インテル博物館、ザ・テック)を訪問し、工学技術がどのように提示されているのか、また、デジタルアーカイブ活動の動向がどのようなものであるかについて博物館員との面談を通じて調査した。この調査結果は、実験システムの高機能化を進める上で重要な参考資料となるものである。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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