研究課題/領域番号 |
15300039
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
メディア情報学・データベース
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研究機関 | 国立情報学研究所 |
研究代表者 |
末松 安晴 国立情報学研究所, 顧問 (40016316)
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研究分担者 |
坂内 正夫 国立情報学研究所, 所長 (30107370)
安達 淳 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 教授 (80143551)
高野 明彦 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 教授 (00333542)
片山 紀生 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 助教授 (60280559)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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キーワード | 工学技術デジタルアーカイブ / デジタルアーカイブ / デジタルコンテンツ / 技術遺産 / コンテンツ管理 / 技術革新 / 技術史 / technological innovation |
研究概要 |
平成7年の科学技術基本法公布、それに基づく科学技術基本計画を受けて、各所で科学技術の振興施策が展開されつつある。本研究は日本に第二次大戦後の高度成長をもたらした工学技術の成果を蓄積する手法、並びにそれを体系的に提示する手法を研究することを目的としたものである。その具体的推進は、国立情報学研究所を研究組織とし、電気電子・情報関連の5学会(映像情報メディア学会、情報処理学会、照明学会、電気学会、電子情報通信学会(五十音順))が研究に協力する形で行われた。特に、これらの学会では、科学研究費補助金(研究成果公開促進費:データベース)による活動として「映像情報・情報処理・照明・電気・電子・通信分野での戦後日本の世界的高揚期における卓越技術データベース」の構築を進めており、その活動と連携・協力することにより実践的に研究を進めることができた。そして、将来も継続して適用しうる標準的なデータ蓄積様式、適用するべきキーワードのあり方、著作権処理、ウェブを介してデータを蓄積し、また利用することを前提としたインターフェースのあり方、海外の状況把握など、数々の成果を生んだ。これらの成果は日本の過去の技術革新過程の把握に有効に利用されるであろうことはもとより、企業などにおける技術の研究開発、科学技術政策検討、教育機関や家庭における工学技術教育などにも広く利用可能なものである。また特定の技術テーマについて、専門向けの説明と入門向けの説明、それぞれ日本語と英語による説明を可能にするデータ蓄積・公開方式の定式化は、工学技術に関する一般人の理解、海外諸国民の日本理解を増進することを通して、科学技術の振興に貢献することが期待される。
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