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2003 年度 実績報告書

自動車シートの「座り心地感」を代行評価する感性計測システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 15300071
研究種目

基盤研究(B)

研究機関信州大学

研究代表者

西松 豊典  信州大学, 繊維学部, 教授 (40252069)

研究分担者 石澤 広明  信州大学, 繊維学部, 助教授 (90345760)
松本 陽一  信州大学, 繊維学部, 教授 (50021176)
鳥羽 栄治  信州大学, 繊維学部, 教授 (60010956)
金井 博幸  信州大学, 繊維学部, 助手 (60362109)
キーワード自動車シート / 座り心地 / 座面角 / 体圧分布量 / 官能検査
研究概要

本研究では自動車シートの座面角に注目し,背もたれ角が一定(110°)で座面角を3種類に設定した中級車,大衆車,あるいは軽自動車の運転席シートの「座り心地」を被験者に官能評価させ,座面角が「座り心地」に及ぼす影響を因子分析により解析した.さらに,着座中の被験者とシート間の体圧分布量(接触圧力,面積)を圧力センサシートにより測定し,座面角,「座り心地」官能量と体圧分布量との相関関係を考察した.
シートの背もたれ角を110°に設定して,座面角だけを変化させた中級車,大衆車,あるいは軽自動車の運転席シートに着座したときの「座り心地」官能量と体圧分布量との相関関係を考察した結果,得られた知見を以下に示す.
1.3種類のシートにおいて,シートの座面角が8°のとき最も「高級感がある」と,座面角が15°のとき最も「スポーティ感がある」と評価された.
2.各車種において,座面角,体圧分布量,「座り心地」官能量間の相関関係より,中級車用シートについては,座面角が大きくなるにつれて,「スポーティ感」,「ホールド感」が増加するが,「ゆったり感」は減少する.
3.大衆車用シートについては,座面角が大きくなるにつれて「大腿部下の支持感」が増加する.
4.軽自動車用シートについては,座面角が大きくなるにつれて「ホールド感」は増加するが,「ゆったり感」は減少する.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 西松 豊典: "自動車シートの座り心地に及ぼす座面角の影響"感性工学研究論文集. 3・2. 17-22 (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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