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2003 年度 実績報告書

考古学における発掘調査報告書の電子化・公開に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15300079
研究種目

基盤研究(B)

研究機関総合研究大学院大学

研究代表者

及川 昭文  総合研究大学院大学, 教育研究情報資料センター, 教授 (30091888)

キーワード考古学 / 発掘調査報告書 / 電子化
研究概要

初年度の目標は,発掘調査から資料の電子化,電子化報告書作成に至るまでの過程を一つのシステムとしてとらえ,その基本コンセプトを策定することで,具体的には以下のように研究を進めた。
(1)考古学用語の電子化:複数の考古学用語辞典から見出し語のみを電子化し,頻度集計等の用語分析を行った。
(2)報告書の・分析:既存の報告書のテキスト部分のみを電子化し,電子化した考古学用語とのマッチングを行い,専門用語が報告書でどの程度用いられているかの分析を行った。また,「時代・地域・遺跡の種類・遺構の種類・遺物の種類」等をキーにして,その内容と表現様式について分析し,主要な記載項目を抽出した。
(3)記載項目の体系化:(2)で収集した報告書に記載されている項目ごとに,それがどのように表現されているか(例えば,テキストとして記述されているのか,図版として記載されているのかといったこと)を類型化するとともに,項目間の階層関係(例えば,遺構→住居址,溝,遺物→土器,石器といった関係),属性関係(例えば,住居址→柱穴,炉址といった関係)等を明らかにし,その体系化を図った。
(4)項目の表現形式の標準化:(3)で体系化された項目について,その表現形式の標準化を策定した。例えば,住居址について記載する場合,記載されていなければならない大きさ,形状,柱穴や炉址の有無等の項目とその標準的な表現形式(例えば,形状の表現は「方形」「円形」等々)について検討した。
(5)考古学情報の電子化に関する調査:発掘調査から得られる情報を可能な限り電子化するとすれば,どれだけのの情報がどのような形態(テキスト,イメージ,動画など)で可能か,そのための経費,必要なハードウェアやソフトウェア,そして具体的な手順等を調査するとともに,その実現可能性について分析した。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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