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2003 年度 実績報告書

皮膚電気刺激感覚情報伝達機能を備えた筋電義手の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15300160
研究種目

基盤研究(B)

研究機関大阪大学

研究代表者

赤沢 堅造  大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (30029277)

研究分担者 奥野 竜平  大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 助手 (90294199)
金 寛  大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (90243170)
吉田 正樹  大阪電気通信大学, 工学部, 教授 (30174949)
キーワード義手 / 筋電図 / コンプライアンス / 神経-筋制御機構 / 電気刺激 / 感覚フィードバック
研究概要

事故などにより手が切断された切断者のため,種々の筋電義手が開発され,また市販されているが,国内での使用実績は極めて低い.多く使用されない主たる原因の1つは機能が手に比べて格段に低いことである.そのため,より高機能の筋電義手の開発が強く望まれている.義手の高機能化においては,切断者が元の手と同じように義手を制御でき,そして感覚情報を認識できることを目指すべきである.
このような観点から本研究では,高信頼性・携帯可能な筋電義手電動手先部と皮膚電気刺激感覚情報伝達装置を試作し,健常者および切断者を用いた義手制御実験を行い,その有用性を示すと共に,実用化の可能性を明らかにすることを目的し,研究をおこなってきた.本年度に得られた結果を要約する.
(1)手先部電子制御回路の試作
義手開閉速度と把握力の向上を目指した手先部電子制御回路を試作した.電子制御回路およびモータ駆動回路の設計を行い試作した.
(2)感覚情報伝達方法の基礎的検討
皮膚電気刺激を用いた仮現運動による情報伝達を行う際に,使用者に刺激を与える部位や刺激パターンを決定するために,2チャンネルの電気刺激を用い,使用者が常に刺激を認知できるような電極貼付部位,認知できる刺激パターンの種類を心理物理実験を行い調べた.

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Ryuhei Okuno: "Biomimetic Hand Prosthesis with Easily Programmable Microprocessor and High Torque Motor"Proceedings of the 25th Annual International Conference of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Society. 1674-1677 (2003)

  • [文献書誌] P.S.Pak: "Stability Analysis and Design of a Nonlinear Neuromuscular Control System of a Myoelectric Prosthetic Hand"Proceedings of 2003 International Conference on Control, Automation, and Systems (ICCAS 2003). 1489-1494 (2003)

  • [文献書誌] 奥野竜平: "高出力モータと高速マイクロプロセッサを用いたバイオミメティック義手"第24回バイオメカニズム学術講演会講演予稿集. 109-110 (2003)

  • [文献書誌] 佐々木陽子: "2チャネル皮膚電気刺激による情報伝達の効率化"生体医工学シンポジウム2003講演予稿集. 49-54 (2003)

  • [文献書誌] 金 寛: "皮膚電気刺激によるバーバル情報正答率向上に関する研究"第18回生体・生理工学シンポジウム論文集. 55-58 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2012-10-10  

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