研究課題/領域番号 |
15300194
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
酒井 直隆 宇都宮大学, 工学部, 教授 (90235119)
|
研究分担者 |
八高 隆雄 横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 教授 (40111637)
嶋脇 聡 宇都宮大学, 工学部, 助手 (10344904)
庵原 昭夫 宇都宮大学, 工学部, 教授 (20091655)
|
キーワード | ヴァーチャルリアリティ / 電動義手 / 動作解析 / 仮想空間 / 三次元画像 / 手指 |
研究概要 |
遠隔操作やヴァーチャルリアリティを実現するためには、様々な機器やソフトウエアの開発が必要である。そのため、総合的な開発の第一歩として、比較的データサイズが小さいASCIIデータに着目し、クライアント側の機能である運動画像データ再生機能を実装した、運動画像ファイル再生ソフトウエアを開発した。本ソフトウエアでは、Oxford Metrics社製3次元動作解析システムVICON612(以降VICON)を用い、動作データを作成した。VICONでヒトの動作を保存するにはマーカと呼ばれる反射シールが張られた球体を取付け、VICONへ接続した高速度赤外線カメラでそれらを認識する必要がある。 動作検証に用いたモデルはヒトの全身画像で再生時間は30秒間とした。次の3項目について動作検証した:(1)マーカ数による影響、(2)フレームレートの影響、(3)負荷状態の影響。動作検証を行うにあたって、ハードウエアによる個体差をなくすため、すべての動作検証はソフトウエアを作成したパソコン上で行った。 120fps以外のフレームレートにおいては、全くコマ落ちすることなく時間同期再生が可能であった。また、CPUに対しての負荷が殆ど無いことから、低機能なコンピュータにおいても本ソフトウエアの動作は可能であると思われる 上記ソフトウエアの発展として、VRの仮想空間ハンドシステムの開発を行った。これは、ステレオシャッタグラスCrystal EYES3、3pin syncコネクタ付OpenGL対応ビデオボードを利用して立体視可能なソフトウエアである。。また、本ソフトウエアでは、使用目的から用いたモデルは手指のみとした。 VICONのデータの利点である高性能な分解能を生かすため、指尖部のモデル作成に重点をおき、より正確かつリアルに表示できるものとした。
|