研究課題/領域番号 |
15300211
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
滝沢 かほる 新潟大学, 教育人間科学部, 教授 (90089251)
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研究分担者 |
山崎 健 新潟大学, 教育人間科学部, 教授 (50092739)
伊野 義博 新潟大学, 教育人間科学部, 教授 (60242393)
森下 修二 新潟大学, 教育人間科学部, 助教授 (80323947)
田中 幸二 新潟大学, 教育人間科学部, 助教授 (40251780)
岡本 芳三 (有)テー・シー・エー, 研究開発部, 部長(研究職) (10194408)
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キーワード | 感性教育 / リズム体操 / 動きのリズム / こころとからだの解放 / 人間性の回復 / 音楽と動き / 運動原理 / 動きの感性学 |
研究概要 |
(1)リズミカル・ムーブメントの理解 リズム体操の概念、歴史、世界の体操事情、授業実践等に関する調査を継続して行った。 (2)文献研究 体育的立場からの「リズミカルな動きによる感性教育」のあり方の理論的研究を行い、種々の観点に基づき「感性」教育を定義付けた。 (3)音楽と動きの分析 ボーデらのリズム体操のためのピアノ音楽を分析し、音楽と動きの関係をテンポ、リズム構造、旋律、音の高低、強弱等について調査し、運動プログラム作成とその音楽作曲の一助とした。 (4)運動プログラム作成と体操用音楽の作曲 リズミカル・ムーブメントからなるリズム体操プログラムの一例を構成した。 上記の基礎資料を得て、動きと一体となった音楽を作曲した。 (5)指導実践 作成した体操プログラムによる指導実践を、小学校3校7クラス約210名、大学2校5クラス約120名に実施、予備調査を行い指導上の問題点等についてについて把握した。 (6)アンケートの作成と予備調査 リズム体操の現代教育における可能性をまとめ、感性の観点から、アンケート(案)を作成した。授業を実践し、単元前後にアンケートの予備調査を実施し、調査方法の再検討を行った。対象は体操授業は小学校3校7クラス210名、大学2校5クラス120名、計330名であり、スポーツ授業は小学校4校14クラス450名であった。 (7)ステレオ三次元画像の試作 効果的な視聴覚教材として期待される、ビデオによるステレオ三次元画像の作成に取り組んだ。 (8)指導実践による測定調査方法の検討 1)芸術表現:時間的空間的な造形表現性から解析した。 2)運動工学:動的な運動特性の研究の展開として人体運動の基本動作である人体各部位の歩行時の速度を、直角の方向により計測し、揺らぎの特性を求めた。 3)運動生理学:運動時の瞬時心拍変動について周波数解析を行い、自律神経系活動を反映する指標としての検討を行った。運動実施にともなう自律神経系活動を評価する可能性が示唆された。
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