研究課題/領域番号 |
15300214
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
木原 成一郎 広島大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (20214851)
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研究分担者 |
平井 章 島根大学, 教育学部, 教授 (30165146)
徳永 隆治 安田女子大学, 文学部, 教授 (60310843)
刈谷 三郎 高知大学, 教育学部, 教授 (00136368)
日野 克博 愛媛大学, 教育学部, 講師 (40304662)
梅野 圭史 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (30263875)
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キーワード | 体育教師教育プログラム / 実践的力量 / 教員養成 / 教育実習 / 初任者研修 / 出来事 / 体育授業に関する心配 / 実践的知識 |
研究概要 |
(1)研究代表者の木原成一郎がイギリスに出張し、大学の教師教育担当チューターと教育実習校の指導教官の連携に基づき実践的力量の養成を意図して行われている「学校を基礎とする教員養成」の実態調査を行った。特に今回は、教員養成の教育実習と採用後の1年目の導入教育(初任者研修)の継続性という点から体育教師教育プログラムの特徴と問題点を把握することに努めた。調査は、イングランド中部のノッチンガムシャーとレスタシャーの中等学校3校と1地方教育委員会を対象とした。 (2)刈谷三郎が韓国の現地調査を遂行し、海野勇三が中国の現地調査を遂行した。この調査では、韓国と中国における体育教員の養成制度の現地の実態を把握することに努めた。特に、体育教員養成制度、体育教員の給与などの待遇、学校や地域における体育教員の役割等の把握を中心に行った。 (3)研究分担者が所属する教員養成学部及び教員養成コースの教育実習生を対象に、教育実習中の小学校と中学校を訪問し、教育実習生の体育科の授業を観察し、授業の反省会に出席して実習生の実践的知識と理論的知識の実態を把握した。ここでは実習生と指導教官及び児童にインタビューを行ない、教育実習段階で求められる体育科指導に必要な実践的知識の内実を把握することに努めた。現在このインタビューの結果を整理し分析を行っているところである。 (4)研究分担者が所属する教員養成学部及び教員養成コースの教育実習生を対象に、教育実習の事前と事後に5段階評定尺度法による質問紙による調査を実施した。現在この質問紙の結果を集計し分析を行っているところである。 (5)小学校の体育授業を対象とした授業研究を遂行し、授業の観察から得られたデータを量的方法と質的方法の双方から分析した。ここでは、教師の授業中の「出来事」に対する気づきの特徴を、教師の熟練度の相違という点から明らかにするよう努めた。
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