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2003 年度 実績報告書

トレーニング休息の設定の仕方がトレーニング効果に及ぼす影響:超回復の観点から

研究課題

研究課題/領域番号 15300217
研究種目

基盤研究(B)

研究機関筑波大学

研究代表者

尾縣 貢  筑波大学, 体育科学系, 助教授 (90177121)

研究分担者 西保 岳  筑波大学, 体育科学系, 助教授 (90237751)
征矢 英昭  筑波大学, 体育科学系, 助教授 (50221346)
高松 薫  筑波大学, 体育科学系, 教授 (90015727)
キーワード超回復 / 内分泌系 / 筋活動 / 筋出力 / 主観的疲労度 / トレーニング計画 / パフォーマンス / 休息
研究概要

アスリートのコンディションニングの変動を把握するテストの開発するために、2週間にわたり男子陸上競技者の起床直後の内分泌系の状態、筋力発揮能力を測定した。それとともに、主観的な疲労度、精神状態を調査するアンケート調査を実施した。
測定項目は以下の通りであった。
(1)ホルモン動態:成長ホルモン、IGF、テステステロン、グレリン、コルチゾル
(2)酵素活性:CPK,SDH
(3)筋力発揮能力:等速性筋力測定機(バイオデックス)により、0度、180度の角速度にて膝関節伸展・屈曲筋力を測定した。同時にそれぞれの主動筋であるハムストリング、大腿直筋の筋電図を測定した。
(4)主観的疲労度の調査:坂入(2003)が開発した調査用紙などを利用し、主観的疲労度について調査した。
これらのデータから、トレーニングに対する生体の反応、筋のパフォーマンス、自覚症状などの面から変化を検討し、トレーニング内容・強度の変化に伴い生体がどのように変化していくかを検討した。
現在のところ考察中であるが、トレーニング強度に関連して変動を示すのは、疲労に対する自覚症状であることが示されている。それとともに、6名の被験者のうちの数名は、強度の高いトレーニングの翌日には、筋出力の効率(筋出力/積分筋電値)が低くなっている。これは、筋自体の疲労が原因であると推測できる。
また、高い強度のレジスタンストレーニングを行った翌朝と、高強度の無気的トレーニング(300mスプリント)の翌朝では、生体の反応が異なるものと推測できる。これに関しては、現在、考察を進めている最中である。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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