研究分担者 |
藤田 剛志 千葉大学, 教育学部, 助教授 (90209057)
鶴岡 義彦 千葉大学, 教育学部, 教授 (80172063)
江口 勇治 筑波大学, 教育学系, 教授 (50151973)
井田 仁康 筑波大学, 教育学系, 助教授 (20203086)
吉岡 亮衛 国立教育政策研究所, 総括研究官 (40200951)
|
研究概要 |
学校教育において環境学習をどのように系統的体系的に行うかについての明確なプログラムの整備と効果的な実践法の確立はいまだに不十分であるといわざるをえない。しかも、各学校が環境学習を実践するに当たって特に不可欠となる地域との連携・地域の活用、つまり地域の特色・環境・人材・施設等々と具体的にどのように連携するか、またそれらをどのように活用するか、その連携・活用を前提とした学校教育における環境学習・カリキュラムの体系化・システムの方向性と実際については未解明である。そこで、環境学習の先進国においては、地域の各種資源と連携した学校教育における環境学習が、いかなる原理・システムでなされているかを、環境学習モデル校の実践事例に即して実証的に解明し、わが国の学校教育における環境学習の体系化・システム化を地域との連携を視野に入れて構想することを目的とする。特に平成15年度は、ドイツ、アメリカ、ニュージーランドの環境学習モデル校(初等及び中等教育段階)における地域と連携した環境学習・カリキュラムのシステムとその実際、特質、問題点等々を解明した。 (1)ドイツの環境教育については、D.Giesel, u.a., Umweltbildung in Deutschland, 2000.及びS.Erten, Empirische Untersuchungen zu Bedingungen der Umwelterziehung, 2000等の資料を多数収集し、データベース化し、そのうちこの2点の翻訳を進めた。 (2)アメリカの環境教育については、鶴岡を中心にその現状を調査した。 (3)ニュージーランドの環境教育については、現地調査を行った。 (4)日本の環境教育については、関係資料・情報を収集しデータベース化した。
|