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2003 年度 実績報告書

国立大学の研究評価における定量的評価指標に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15300259
研究種目

基盤研究(B)

研究機関東京大学

研究代表者

小林 俊哉  東京大学, 先端科学技術研究センター, 科学技術振興特任教員(常勤形態) (90345140)

研究分担者 緒方 三郎  財団法人未来工学研究所, 主任研究員
馬場 敏幸  東京大学, 先端科学技術研究センター, 科学技術振興特任教員(常勤形態) (00359663)
キーワード研究評価 / 科学技術政策 / 定量評価 / 産業連関 / 学際研究 / 文理融合研究 / 市場化 / 産学連携
研究概要

平成15年度は、本研究課題の初年度として既存先行研究の論文・文献を収集し徹底したサーベイを行った。平行して我が国のみならず、米国、EU諸国、ロシア東欧等市場移行諸国についても大学・研究機関評価についてファクトの収集を行った。
国内調査については、高知工科大学、産業技術総合研究所、理化学研究所の先進事例を調査し、実際に運用されている定量的評価指標の現状把握を行った。海外事例については、米国マサチューセッツ工科大学、メリーランド大学、オーストラリア・メルボルン大学、ロシア・ロシア科学アカデミー付属レベデフ物理学研究所等の事例について、各研究機関においてどのような研究評価が行われているかの現状把握を行った。
次に当初研究計画において、設定した研究項目(A):定量的指標の拡大可能性について実証的調査については、我々はI-O分析の枠組みを応用した基礎研究成果の評価の可能性の検討を行った。具体的には、公的資金(科学研究費補助金等)を投入して作成された学術論文の引用の波及状況を探索し、所定の評価軸(Innovation、市場化、産業連携、学際性の拡張等)に基づきその実現度を把握することを目指すものである。今年度は「市場化」の評価軸について実際に産業連関表を用いて光触媒の事例について実証的な定量的評価を実施した(主として馬場が担当)。他の評価軸については、運用に当たって適切なインバータの設定が必要であり、それ無しには負のバイアスを研究推進にもたらす可能性を認識した(主として小林が担当)。
研究項目(B)学術研究の特性に留意した評価手法の採用と研究分野毎の特性、また学際領域における特性等を明らかにする、については国内有数の学際領域研究機関である東京大学先端科学技術研究センターにおいてフィールドサーベイを実施し、それにより研究者が抱くあるべき評価方法について種々の意見を収集した。(主として馬場が担当)。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 小林 俊哉, 馬場 敏幸, 菊池 純一: "I-O分析の枠組みを応用した基礎研究評価の可能性"環太平洋産業連関分析学会 The 14^<th> Conference Reports. 2,2003. 63-67 (2003)

  • [文献書誌] 馬場 敏幸, 小林 俊哉: "高等研究教育機関における学際領域研究者の研究評価に関する一考察"研究・技術計画学会 第18回年次学術大会 講演要旨集. 75-78 (2003)

  • [文献書誌] 小林 俊哉, 馬場 敏幸: "東大先端科学技術研究センターにおける特任教員制度の現状と展望:国内大学における教員任期制の一事例として"研究・技術計画学会 第18回年次学術大会 講演要旨集. 79-82 (2003)

  • [文献書誌] 馬場 敏幸, 小林 俊哉, 菊池 純一: "I-O分析を利用した大学における研究評価:研究がもたらす社会へのインパクトを評価軸とした新評価指標の開発"環太平洋産業連関分析学会 The 14^<th> Conference Reports. 89-92 (2003)

  • [文献書誌] 馬場敏幸, 小林 俊哉, 南谷 崇: "国立大学独立法人化後の研究者評価制度"日本高等教育学会第6回大会発表要旨集. 76-77 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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