研究課題/領域番号 |
15300262
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
角屋 重樹 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (80136027)
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研究分担者 |
中原 忠男 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (90034818)
岩崎 秀樹 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (50116539)
池田 秀雄 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (50112165)
小山 正孝 広島大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (30186837)
磯崎 哲夫 広島大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (90243534)
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キーワード | 理科の基礎概念 / 算数・数学の基礎概念 / 最適学習学年 / 歴史的見地 / 比較教育学的見地 |
研究概要 |
平成16年度は、平成15年度に抽出した我が国の初等・中等教育における理科、算数・数学の基礎概念をもとに、比較教育学的見地から海外のカリキュラムにおける基礎概念と比較検討することから、初等・中等教育の理科、算数・数学における基礎概念の学習学年をカリキュラム構造とともに同定することを目的とした。 このため、アメリカ、イギリス、ドイツ、シンガポールなどの各国に赴き、両教科のカリキュラムとその作成の意図を顕在化するとともに、アメリカ、イギリス、ドイツ、シンガポールなどの理科や数学のカリキュラムを組織的に収集した。 収集したカリキュラムを比較教育学的見地から分析、検討した結果、理科の基礎概念との関連単元に関するものを例にすると、各国に共通するものとして、例えば、次のようなことが明らかになった。 (1)物理領域においては、力と運動、エネルギー、電気と磁気など。 (2)化学領域においては、物質の種類と性質、物質の変化など。 (3)生物領域においては、生命の連続性、環境と生物の反応など。 (4)地学領域においては、地球の構成、地球表層など。 また、比較教育学的見地から分析、検討した結果、上述の各単元に含まれる基礎概念の学習学年についても各国に共通する順序を抽出することができた。
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