研究課題/領域番号 |
15300264
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研究機関 | 国立教育政策研究所 |
研究代表者 |
吉岡 亮衛 国立教育政策研究所, 教育研究情報センター, 総括研究官 (40200951)
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研究分担者 |
藤田 剛志 千葉大学, 教育学部, 助教授 (90209057)
KAISER Stefan 筑波大学, 文芸言語学系, 教授 (20260466)
小松 幸廣 国立教育政策研究所, 教育研究情報センター, 総括研究官 (50241229)
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キーワード | 科学概念 / 面接調査 / 概念調査 / 科学 / 高校生 / システム / エネルギー / 粒子 |
研究概要 |
今年度の具体的な研究活動は、昨年度第10学年(高校1年生)を対象として実施した調査データの分析結果をとりまとめ学会で報告すること及び、第2段調査計画の策定と調査の実施である。具体的には以下の通り実施した。 ○前年度第2回全体会議にて行った役割分担に従い、5種類の調査からなるデータを日独それぞれの視点から比較分析を行う(4〜5月) ○学会報告のための原稿の執筆及び発表準備(6月〜7月) ○日本科学教育学会第28回年会での研究成果報告(8月6〜8日) ○第2段調査計画策定のための全体会議の開催(10月) ・今回はドイツ側のラングレット氏の地元リューネブルク市において会議を実施することとし、現地の高校での理科の授業を参観し、担当教師とのディスカッションを通して、ドイツにおける理科教育の状況にっいての意識の共通化を図った。 ・第1段調査に関する分析結果から、ドイツ側の被験者を増やし再分析を行うこととした。その他追加の分析項目・手法について検討した。 ・第2段調査は、多肢選択式テストによる調査を行うこととし、「正直さ/公正さ」「几帳面さ/正確さ」「自然に対する熱愛」「好奇心/探究心」「合理性」「客観性」「経験的な態度(事実指向)」「抽象化に対する傾向/形式主義」の8つの科学に対する基本的態度(心構え)に関する評価問題を作成し、調査を実施することとした。データの処理、分析は今回も日本側で一元的に行うこととした。 ○第1段調査データ追加及び再分析(11月〜12月) ドイツ側調査データ175名分を追加し、合計で日本531名、ドイツ463名とした。 ○第2段調査問題の作成及び調整(12月〜1月) ○第2段調査の実施(2月〜3月) 両国でそれぞれ100名の被験者を得ることを目標に調査を実施した。調査問題は全25題からなり、1校時を要する。 ○データ入力(3月) 被験者数は、日本160人、ドイツ92人となっている。
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