研究課題/領域番号 |
15300266
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 神奈川県立生命の星・地球博物館 |
研究代表者 |
平田 大二 神奈川県立生命の星・地球博物館, 企画情報部, 企画普及課長 (70132917)
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研究分担者 |
田口 公則 神奈川県立生命の星・地球博物館, 学芸部, 学芸員 (70300960)
山下 浩之 神奈川県立生命の星・地球博物館, 学芸部, 主任研究員 (60261195)
新井田 秀一 神奈川県立生命の星・地球博物館, 学芸部, 主任学芸員 (20228125)
小出 良幸 札幌学院大学, 社会情報学部, 教授 (50211230)
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キーワード | デジタルデータベース / 博物館 / 地球科学教育 / インターネット / ユニバーサル・デザイン / 自然史リテラシー |
研究概要 |
1.情報機器の整備とデータベース(DB)の拡充 インターネットを十分に活用できるよう既存の情報機器の再整備を行い、地域の自然というオリジナルな情報を博物館情報として発信するため、新たなDBの構築と、既存DBの拡充を行った。 1)新規データベース(DB)の構築 ・「神奈川の地球誌」として神奈川地質文献DB(1881〜2001)、丹沢ほか県内各地域の地形・地質・岩石写真DB、航空写真DBを構築中である。 2)既存DBの拡充 ・情報提供型DB「人と大地と」をインターネット上に公開した。(http://www.tecnet.or.jp/museum5/) ・情報提供型DB「愛媛県城川町の地質と化石」の更新作業を行い、ホームページ上での公開を準備中である。 2.インターネットを活用した人と博物館のネットワークの構築準備 インターネットを活用し、博物館と利用者とが相互交流できる双方向型ネットワークの構築を行うため、ソフトとハード面の両面からのネットワーク・システムを見直しを作業中である。児童生徒、学生、教師、一般社会人、ボランティア、友の会、研究者など多様な階層を交えたネットワーク作りを目指している。長期教育については小出ほか(2003)が、多様な階層とのネットワークの重要性については平田が日本地学教育学会2003年大会にて発表した。 3.自然史リテラシーに基づく新たな学習プログラムの開発 英国や米国の博物館では、自然を総合的、能動的にとらえ、自然に接する能力や態度をもつことができるような自然史リテラシー育成を積極的に取り組んでいる。その実態調査を目的として、今年度は北アイルランド、ウルスター博物館、ロンドン自然史博物館の視察を行なった。ロンドン自然史博物館のダーウィンセンター、インベスティゲイションルーム、アースラボなどは標本と研究者と利用者が一体となれる学習空間として参考になった。
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