• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

遠隔利用を前提としたCALL外国語教材の開発および適用についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 15300268
研究機関千葉大学

研究代表者

高橋 信良  千葉大学, 国際教育開発センター, 助教授 (50301099)

研究分担者 田中 愼  千葉大学, 国際教育開発センター, 助教授 (50236593)
清野 智昭  千葉大学, 国際教育開発センター, 助教授 (10226623)
吉田 光演  広島大学, 総合科学部, 教授 (90182790)
平手 友彦  広島大学, 総合科学部, 助教授 (10314709)
岩崎 克己  広島大学, 外国語教育研究センター, 助教授 (70232650)
キーワード遠隔地教育 / CALL / 外国語教育 / フランス語 / ドイツ語 / TERRA
研究概要

本年度は、以下の二つの手段により研究実施計画に即した実験を実施した。一つは、前年度に導入したTERRAによる遠隔地教育の実践。もう一つは、音声動画通信ソフトiChat(アップル社)を用いた遠隔地教育の実験である。Web対応プログラムによる学習実験においては、選択・記述問題を基本に音声と映像の利用を試みた。このことは次の三点にまとめられる。1)対面授業を補い、その授業の予習・復習を学習者に提供するシステムの構築・利用。2)学習者の学習履歴等データの分析(再利用方法と利用端末の検討)。3)インターネットを利用した語学試験の実施。この結果、広島と千葉の両大学間での相互利用が可能となり、多くの学生たちの積極的な参加が得られた。また、授業の相互乗り入れを可能とするため、両大学共通のドイツ語データ・ベース(ドイツ語例文オンライン検索システム:通称「独辞朗」)を構築し、遠隔地からの利用を可能とした。次に、映像通信による相互コミュニケーション授業に関しては、国内の両大学間および海外在住学生との実験を実施し、音声、映像共に遠隔地からの授業参加が可能であることを確認した。外国大学との授業の相互乗り入れに関しては、ネットワークセキュリティや時差の問題などから実現されなかったが、セキュリティー管理やカリキュラムの違い、時差の問題の解消方法など、具体的に解決すべき問題を確認できたことは大きな成果であったといえる。
本研究の結果、通常授業へのTERRAの正式導入のめどが立ち、平成17年度から両大学で活用する。また、「独辞朗」については今後ともデータを国内外の諸大学の研究者に開放し、共同で拡充していき(一部は実行済)、学生による学習データの再利用に関しては、PC以外の端末による実験を継続する。このように本計画研究の成果は、広く協力者を募りながら、全国的・国際的な場でさらなる展開を見せることが期待される。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Terraを使ったオンラインドイツ語学習プログラムの構築2004

    • 著者名/発表者名
      吉田光演
    • 雑誌名

      ドイツ語情報処理研究 15号

      ページ: 21-34

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi