研究分担者 |
竹内 元 宮崎大学, 教育文化学部, 助教授 (20335714)
中國 真教 宮崎大学, 総合情報処理センター, 助手 (10347049)
原 義彦 秋田大学, 教育文化学部, 助教授 (70284825)
近藤 喜美夫 独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (40249925)
坂元 昂 実務能力認定機構, 理事長 (00016338)
|
研究概要 |
本研究では情報技術や情報通信ネットワーク技術を活用して構築される新しい学習環境における教育内容や教育方法を検討し,その学習カリキュラムを開発した。この学習カリキュラムは,最新技術を積極的に学校教育に導入することで教育の充実を目指すものであり,最新技術の教材化及びその検証も重要な要素と考えた。そこで,地球環境を捉える最新技術であるリモートセンシングに着目し,リモートセンシングの教材化を行った。本研究で開発したリモートセンシング用画像処理ソフトウェアにより,宇宙から捉えた地球環境データを自ら処理しながら,生活環境を理解する学習カリキュラムの開発が可能となった。尚,本研究で目指す学習カリキュラムは,ある一つの学校や教室内での学習で完結させることなく,高度情報通信網上にTV会議システムを活用して構築される双方向・リアルタイム型の学習環境をも想定したものである。TV会議システム以外の情報通信網活用では,複数のノート型パソコン間で情報交換しながら協働的にフィールド学習を進める協働マッピングシステムを開発した。 また,協働型など新しいタイプの学習カリキュラムをマネージメントするために,教師にも相応の力量が必要と考えられるため,情報・環境教育に対する理解や関心の程度が教師の自己教育力とどのような関係にあるかを生涯学習の立場から調査分析した。さらに,本研究において着眼した高度情報通信網を利用した協働学習はe-Learningとして世界各地の高等教育機関で先駆的な取り組みがなされているため,協働型学習のあり方を検討するため,高等教育におけるICTを活用した教育カリキュラムについても調査した。
|