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2004 年度 実績報告書

東アジア地域における青銅器文化の移入と変容および流通に関する多角的比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 15300296
研究機関国立歴史民俗博物館

研究代表者

齋藤 努  国立歴史民俗博物館, 研究部, 助教授 (50205663)

研究分担者 今村 峯雄  国立歴史民俗博物館, 研究部, 教授 (10011701)
西谷 大  国立歴史民俗博物館, 研究部, 助教授 (50218161)
藤尾 慎一郎  国立歴史民俗博物館, 研究部, 助教授 (30190010)
土生田 純之  専修大学, 文学部, 教授 (50228524)
亀田 修一  岡山理科大学, 総合情報学部, 教授 (10140485)
キーワード青銅器 / 古墳 / 銅同位体比 / 韓国 / 馬具 / 馬形帯鉤 / 筒型銅器 / 製錬
研究概要

調査資料からの分析試料採取に関し、当初予定していた中国側機関と合意を得ることができなかったので、今後はタイやベトナムなど雲南省と関係の深い地域の資料について調査を検討することとし、はじめにタイの銅製錬関係資料を入手して分析を開始した。韓国との共同研究に関しては、日本側研究者が韓国釜山大學校、東義大學校、慶星大學校、嶺南文化財研究院を訪れ、良洞里、内徳里、福泉洞、昌寧・桂城、礼安里、咸陽白川里、勒島、大成洞、亀旨路の出土青銅器から調査対象資料の選定および分析試料の採取を行った。その結果、1つのグループは、弥生時代に原料を輸入し日本で鋳造された近畿式・三遠式銅鐸のデータとよく一致していることがわかった。もう一つのグループは、全体の4割程度の資料が含まれ、これまで測定された馬形帯鉤の多くとも重なっており、主要な産地を示唆するものと考えられる。この結果について、まず日本国内にいる研究者が研究会をもち、あらかじめ予備的検討を加えた。その後、韓国側研究者が来日し、その試料の分析結果について共同で検討を加え、次年度は韓国資料における測定例を増やすとともに、日本国内にある、宮内庁所蔵資料や楽浪出土資料についても分析し検討することとなった。なお、今年度から韓国資料の調査経験が豊富な研究者2名(専修大学・土生田純之教授、岡山理科大学・亀田修一教授)が加わり、さらに3名(宮内庁・福尾正彦氏、東京大学海外研究者・鄭仁盛氏、岡山大学・高田貫太助手)を次年度から加えて研究を行なっていくことになった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 百済の考古学と倭2005

    • 著者名/発表者名
      亀田修一
    • 雑誌名

      古代を考える 日本と朝鮮 (武田幸男編)

      ページ: 121-148

  • [雑誌論文] 統一新羅の考古学と日本2005

    • 著者名/発表者名
      亀田修一
    • 雑誌名

      古代を考える 日本と朝鮮 (武田幸男編)

      ページ: 222-249

  • [雑誌論文] 渡来人と金属器生産2004

    • 著者名/発表者名
      亀田修一
    • 雑誌名

      鉄器文化の多角的追求

      ページ: 75-94

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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