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2003 年度 実績報告書

生態系温暖化ポテンシャルによる生態系の温暖化影響力の総合評価

研究課題

研究課題/領域番号 15310004
研究種目

基盤研究(B)

研究機関筑波大学

研究代表者

鞠子 茂  筑波大学, 生物科学系, 助教授 (10251018)

研究分担者 関川 清広  玉川大学, 農学部, 講師 (40226642)
戸田 任重  信州大学, 理学部, 教授 (60291382)
小泉 博  岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 教授 (50303516)
杉田 幹夫  山梨県環境科学研究所, 地域環境政策研究部, 研究員 (60342961)
キーワード生態系 / CO2 / CH4 / N2O / 温暖化 / ガスフラックス / 生態系温暖化ポテンシャル / GIS
研究概要

本研究は、生態系が温暖化に及ぼす影響力を総合的に評価するために生態系温暖化ポテンシャル(EGWP)を提案し、限定した地域(都道府県レベル)における主要な生態系(森林、草原、農地)を対象としてその有効性を検討することを目的としている。生態系温暖化ポテンシャル(EGWP)は、各生態系におけるCO_2、CH_4、N_2Oの収支データから計算される。そこで、本年度は山梨県および長野県の森林・草地・農地生態系を主たる研究対象地域として以下のような調査研究を行った。
1)森林・草原・農地生態系における生態系温暖化ポテンシャルの解明
森林・草原(湿地を含む)・農地生態系において、密閉法によるCO_2、CH_4、N_2Oガスフラックスの測定を行った。大気-土壌間のCO_2ガスフラックス測定については、無電源地域でも使用可能な測定システムを製作し、その有効性を確認した。このシステムの製作のために備品として携帯用CO_2分析計2台とデータロガーやデータロガー(ハイコーダ)購入した。その結果、CO_2は吸収、CH_4は湿地を除いて吸収、N_2Oは農地が放出で外はニュートラルな生態系であることが明らかとなった。さらに、文献調査も合わせて行いフラックスデータの充実を図った。
2)生態系温暖化ポテンシャルによる地域レベルの温暖化影響力評価
山梨県の生態系区分地図を作製しGIS化した。また、生態系温暖化ポテンシャルの原単位をGISに組み込み、山梨県における生態系温暖化影響力のマッピングを行うための準備を進めた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Sekikawa, S. et al.: "Diurnal and seasonal changes in soil respiration in a Japanese grapevine orchard and their dependence on temperature and rainfall"J.JASS. 19. 44-54 (2003)

  • [文献書誌] Mariko, S. et al.: "In situ measurement of soil respiration using the open-top chamber technique"J.JASS. 19. 160-165 (2003)

  • [文献書誌] 鞠子 茂(原沢英夫, 西岡秀三編): "地球温暖化と日本"古今書院. 432 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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