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2004 年度 実績報告書

グローバル化するIT(情報技術)と環境問題

研究課題

研究課題/領域番号 15310020
研究機関北海道大学

研究代表者

吉田 文和  北海道大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (70113644)

研究分担者 寺西 俊一  一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (30134878)
小島 道一  日本貿易振興機構, アジア経済研究所, 研究員
キーワード廃家電 / IT汚染 / 家電リサイクル法
研究概要

ITと環境問題に関する各種調査と研究を行い、公刊した。研究代表者の吉田文和は、『循環型社会』(中央公論新社、2004年)を公刊し、循環型社会基本法のもとでの各種リサイクル法を物質循環と制度・参画者分析の視点から解析した。
そのなかで、家電リサイクル法に関連して、EUのWEEE(廃エレクトロニクス製品の環境規制),Rohs(6有害物質規制)などの規制とその根拠について分析している。さらに小島・吉田は、タイなどに出張し、タイの廃家電のリサイクルの実態調査を行い、UNEPの国際会議に出席し、アジアにおけるE-waste(廃エレクトロニクス製品)問題について報告した。
寺西はアジアにおける総合的な環境政策について研究し、現在、『アジア環境白書』2005/6年英語版の編集を行っている。また、同書改定版を準備し、そのなかで廃エレクトロニクス製品問題の章を執筆する予定である。
この間の調査で明かになった点は、廃エレクトロニクス製品問題と化学物質問題は、EUの規制をきっかけに急速の認識・対応が取られ始めているが、その実態調査がまだ不十分であり、各国の実態を踏まえた、国際的な制度づくりが必要になっていることである。
今年は日本政府においても3R国際会議を開き、また中国北京においても同様の会議が開かれ、それに参加する予定である。このような国際的な会議と交流を進めるなかで、まとめる計画である。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (6件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 循環型社会の分析方法2004

    • 著者名/発表者名
      吉田文和
    • 雑誌名

      月刊廃棄物 30(1)

      ページ: 20-23

  • [雑誌論文] 環境リスクにいかに向き合うか2004

    • 著者名/発表者名
      吉田文和, 吉田晴代
    • 雑誌名

      思想 963

      ページ: 102-121

  • [雑誌論文] 環境政策から今後の課題を考える2004

    • 著者名/発表者名
      寺西俊一
    • 雑誌名

      財政と公共政策 26(1)

      ページ: 13-18

  • [雑誌論文] 環境保全の取り組みは経済の質をキープするための大前提2004

    • 著者名/発表者名
      寺西俊一
    • 雑誌名

      宣伝会議 23

      ページ: 129-131

  • [雑誌論文] 特集にあたって-リユース・リサイクルのグローバル化2004

    • 著者名/発表者名
      小島道一
    • 雑誌名

      アジ研ワールドトレンド 10(11)

      ページ: 2-5

  • [雑誌論文] アジアにおける不適正リサイクル2004

    • 著者名/発表者名
      小島道一
    • 雑誌名

      廃棄物学会研究討論会講演論文集

      ページ: 83-88

  • [図書] 循環型社会2004

    • 著者名/発表者名
      吉田文和
    • 総ページ数
      270
    • 出版者
      中央公論新社

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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