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2004 年度 実績報告書

自己組織化によりミセル形成する修飾酵素を用いた疎水性環境汚染物質の濃縮無害化処理

研究課題

研究課題/領域番号 15310048
研究機関東京工業大学

研究代表者

梶内 俊夫  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (30016555)

研究分担者 新屋 義経  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助手 (20313348)
洪 京珍  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助手 (40323844)
キーワード修飾酵素 / 両親媒性高分子 / ラッカーゼ / フェノール系化合物 / 環境汚染物質 / 重合無害化
研究概要

本研究では,希薄濃度で環境水中に存在するフェノール系化合物を対象物質として,自己組織化によりミセルを形成する修飾酵素作成し,対象物質をミセル中に濃縮し,続いてミセル中での酵素反応によって対象物質を酸化・重合・不溶化することによって環境水を無害化できる一連のプロセスの構築を目的としている.
そのため,下記の2項目に関して検討を行い,修飾酵素の調製条件の検討,修飾酵素の基本的特性の解明,無害化反応操作条件の検討を行った.
項目1:修飾酵素の合成とその界面活性、酵素活性及び酵素安定性の制御
両親媒性の合成高分子によって,酵素ラッカーゼの化学修飾を行い,ミセル形成能を有する修飾酵素を合成することができた.修飾酵素の初期酵素活性及び熱安定性は,未修飾酵素に比べて格段に高くなった.また,修飾率と合成高分子の構造を適切に制御することで,修飾酵素の活性を最大で2倍に増加させることが可能となり,熱安定性に関しては10倍以上向上させることに成功した。
項目2:修飾酵素によるフェノール系化合物の重合無害化反応制御
修飾酵素によるフェノール系化合物の処理は,pH5,37℃の条件にて効率良く制御することに成功した.最適な条件では,修飾酵素により,2,6-ジクロロフェノール,2,4,6-トリクロロフェノール,2,6,クレゾール,キシレノール等のフェノール系化合物をモデル汚染水から100%除去することが可能であった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Efficacy of amphiphile-modified laccase in enzymatic oxidation and removal of phenolics in aqueous solution2005

    • 著者名/発表者名
      Yoshitsune Shin-ya et al.
    • 雑誌名

      Enzyme and Microbial Technology 36

      ページ: 147-152

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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