| 研究課題/領域番号 |
15320009
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| 研究機関 | 京都大学 |
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研究代表者 |
麦谷 邦夫 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (90114678)
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| 研究分担者 |
武田 時昌 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (50179644)
船山 徹 京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (70209154)
ESPOSITO Monica 京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (60362399)
都築 晶子 龍谷大学, 文学部, 教授 (00115601)
神塚 淑子 名古屋大学, 文学研究科, 教授 (20126030)
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| キーワード | 茅山派 / 宗教地理 / 茅山志 / 敦煌出土文献 / 道蔵輯要 / 真諦 |
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| 研究概要 |
平成17年度は江南道教の教団組織および宗教地理的ネットワークにそれぞれ重点を置いて研究を進め、あわせてデータベース作成作業を継続した。
麥谷は全体の統括を行うとともに、茅山派道教の教理形成過程における中国固有の要素の抽出作業を行った。また、『茅山志』の記事にもとづく茅山における宗教施設の変遷に関する研究の準備および各種資料の収集を行った。
都築(教団組織担当)は、天師道の治から後世の館、観へと変遷していく宗教施設の歴史と教団組織の実体解明を行うとともに、龍谷大学所蔵の敦煌出土文献中の道教経典の調査をも行った。船山(仏教教理担当)は、戒律の問題を中心に、茅山派道教教理形成に与えた仏教教理の影響を分析すると同時に、真諦の著作の特徴を考究した。山田(道教教理担当)は、宋以後における茅山道教教理と禅仏教および朱子学との関係を、神塚(道教教理担当)は、六朝隋唐時期における茅山派道教の教理形成過程における仏教教理との関係を分析した。古勝(学術思想担当)は、学術史的観点から韓愈や柳宗元の道論を、武田(学術思想担当)は、茅山派道教における各種道術の意味および機能を科学史的観点から分析した。Espositoは、江南における龍門派の活動について、教団および教理の両面から分析を進めるとともに、道蔵輯要のデータベース作成準備をおこなった。
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