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2003 年度 実績報告書

中世寺院の知的体系の研究―真福寺および勧修寺聖教の復原的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15320029
研究種目

基盤研究(B)

研究機関名古屋大学

研究代表者

阿部 泰郎  名古屋大学, 文学研究科, 教授 (60193009)

研究分担者 福島 金治  愛知学院大学, 文学部, 教授 (70319177)
山崎 誠  国文学研究資料館, 文献資料部, 教授 (70094696)
稲葉 伸道  名古屋大学, 文学研究科, 教授 (70135276)
近本 謙介  天理大学, 文学部, 助教授 (90278870)
川崎 剛志  就実大学, 人文学部, 教授 (70281524)
キーワード真福寺 / 勧修寺 / 仁和寺 / 聖教 / 中世宗教テクスト / 真言密教 / 頼瑜 / 中世の分裂と対立
研究概要

(1)真福寺大須文庫の形成期聖教について選択的に採訪する調査は、40箱代前半に到達し、全体の約三分の一の調査を了えた。そのデータ・ベース作成の為の入力も30箱代、約500点を完了した。その分析を行い、研究の一端として、下記の成果を得た。
(2)真福寺聖教の中核を成す頼瑜著作聖教を対象として、研究集会と公開セミナーを、名古屋大学文学研究科21世紀COEプログラム「統合テクスト科学の構築」の国際研究集会の一環として開催し、その報告書『中世宗教テクストの世界へ』を編集した。
(3)国文学研究資料館と共同で編集に当る『真福寺善本叢刊』第二期(臨川書店刊)の公刊準備を行い、第1回配本『往生伝集』・第2回『類聚神祇本源』を刊行した。
(4)今年度から正式に調査・研究の対象とした勧修寺の聖教調査は既に大半の採訪を了え、そのデータ入力も約三分の二が済んでいる。その研究成果として調査団の紀要『勧修寺論輯』を創刊・刊行した。
(5)継続して調査・研究を行っている仁和寺の法親王文化圏と御流に関する文献研究の成果として、『仁和寺資料』第四集『真言伝法灌頂相承血脈』を「比較人文学研究年報」の別冊として編集・刊行した。
(6)「中世の分裂と対立」をテーマとする研究会を催し、その成果として、岩波書店『文学』第4巻第6号に特集「抗争するテクストー引き裂かれる中世」を企画・執筆した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 阿部 泰郎: "『七天狗絵』とその時代"文学(隔月刊). 4・6. 60-84 (2003)

  • [文献書誌] 阿部 泰郎: "東大寺図書館蔵『八幡大菩薩并心経感応抄』解題と翻刻"唱導文学研究. 第四集. 233-289 (2003)

  • [文献書誌] 阿部 泰郎: "如是我聞の文学-日本における対話様式の系譜"岩波講座 文学8「超越性の文学」. 第8巻. 231-255 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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