• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

18世紀後半以降のイギリスにおけるイングリッシュネス概念の生成に関する文化研究

研究課題

研究課題/領域番号 15320036
研究機関東京大学

研究代表者

山本 史郎  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (00145765)

研究分担者 木畑 洋一  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (10012501)
丹治 愛  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (90133686)
中尾 まさみ  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (60207719)
橋本 尚江  北海道大学, 言語文化部, 教授 (00091009)
浜井 祐三子  北海道大学, 言語文化部, 助教授 (90313171)
キーワード都市 / 田園 / イングリッシュネス / ブリティッシュネス / 帝国主義 / コスモポリタニズム
研究概要

(1)産業革命以降の都市の発展と農村の相対的衰退のなかで、逆に、どのような経緯で田園がイギリス本来のナショナル・アイデンティティのありかとして再発見され、そこに田園的価値観が創出されてきたか。(丹治は、ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』をあつかいながら、モダニズムの都市経験と同時代の田園主義的イデオロギーの関係について考察した。)
(2)帝国主義の展開のなかで、イングリッシュネスが他のナショナル・アイデンティティ、とくにブリティッシュネスとの関係で、あるいはポストコロニアルな関係のなかでどのようにとりあげられてきたか。(木畑は、「イギリスとEU」のなかでEUとの関連のなかでのイギリスのナショナル・アイデンティティという問題について考察した。また、中国で開かれた「東アジアにおける近代化過程」についての国際シンポジウムで、意見交換。中尾は、Writing at the Edge of the Universeに寄せた論文のなかで、ニュージーランドの詩人ジェニー・ボーンホルトの詩におけるナショナル・アイデンティティの問題について論じた。)
(3)文化の融合としてのコスモポリタニズムの進展のなかで、イングリッシュネスがどのようなイデオロギー的機能を果たしてきたか。(橋本はイギリスのなかの多文化主義の問題をあつかった『変わり行く英国』を編集。ウォリック大学でスーザン・バスネット教授とともに「第二次大戦以降におけるイングリッシュネス概念の変容について共同研究。浜井は、『イギリスにおけるマイノリティの表象』において、イギリスの多文化主義とメディアとの関連について考察した。)

  • 研究成果

    (22件)

すべて 2005 2004 2003

すべて 雑誌論文 (21件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] イギリスとEU2005

    • 著者名/発表者名
      木畑 洋一
    • 雑誌名

      国際関係の拡大EU(信山社) 1

      ページ: 209-223

  • [雑誌論文] 『モロー博士の島』と生体解剖論争(16)2005

    • 著者名/発表者名
      丹治 愛
    • 雑誌名

      英語青年(研究社) 150巻10号

      ページ: 39-41

  • [雑誌論文] 『モロー博士の島』と生体解剖論争(17)2005

    • 著者名/発表者名
      丹治 愛
    • 雑誌名

      英語青年(研究社) 150巻11号

      ページ: 42-44

  • [雑誌論文] 『モロー博士の島』と生体解剖論争(18)2005

    • 著者名/発表者名
      丹治 愛
    • 雑誌名

      英語青年(研究社) 150巻12号

      ページ: 42-44

  • [雑誌論文] 都市を歩くこと『ダロウェイ夫人』における文化と意志2005

    • 著者名/発表者名
      丹治 愛
    • 雑誌名

      ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』 1(公刊予定)

  • [雑誌論文] 第一章 多民族国家イギリス-隔離か同化か-多文化主義の未来-シーク教徒・ムスリム・アフロ・カリビアンの場合2005

    • 著者名/発表者名
      橋本 尚江
    • 雑誌名

      変わり行く英国 58号

      ページ: 3-26

  • [雑誌論文] 大人も楽しめるファンタジーの世界2004

    • 著者名/発表者名
      山本 史郎
    • 雑誌名

      英語教育(大修館) 増刊号

      ページ: 40-43

  • [雑誌論文] 歴史学と修正主義2004

    • 著者名/発表者名
      木畑 洋一
    • 雑誌名

      歴史学の最前線(東京大学出版) 1

      ページ: 159-173

  • [雑誌論文] 『モロー博士の島』と生体解剖論争(7)2004

    • 著者名/発表者名
      丹治 愛
    • 雑誌名

      英語青年(研究社) 150巻1号

      ページ: 50-52

  • [雑誌論文] 『モロー博士の島』と生体解剖論争(8)2004

    • 著者名/発表者名
      丹治 愛
    • 雑誌名

      英語青年(研究社) 150巻2号

      ページ: 41-43

  • [雑誌論文] 『モロー博士の島』と生体解剖論争(9)2004

    • 著者名/発表者名
      丹治 愛
    • 雑誌名

      英語青年(研究社) 150巻3号

      ページ: 40-42

  • [雑誌論文] 『モロー博士の島』と生体解剖論争(10)2004

    • 著者名/発表者名
      丹治 愛
    • 雑誌名

      英語青年(研究社) 150巻4号

      ページ: 46-48

  • [雑誌論文] 『モロー博士の島』と生体解剖論争(11)2004

    • 著者名/発表者名
      丹治 愛
    • 雑誌名

      英語青年(研究社) 150巻5号

      ページ: 39-41

  • [雑誌論文] 『モロー博士の島』と生体解剖論争(12)2004

    • 著者名/発表者名
      丹治 愛
    • 雑誌名

      英語青年(研究社) 150巻6号

      ページ: 48-50

  • [雑誌論文] 『モロー博士の島』と生体解剖論争(13)2004

    • 著者名/発表者名
      丹治 愛
    • 雑誌名

      英語青年(研究社) 150巻7号

      ページ: 45-47

  • [雑誌論文] 『モロー博士の島』と生体解剖論争(14)2004

    • 著者名/発表者名
      丹治 愛
    • 雑誌名

      英語青年(研究社) 150巻8号

      ページ: 44-46

  • [雑誌論文] 『モロー博士の島』と生体解剖論争(15)2004

    • 著者名/発表者名
      丹治 愛
    • 雑誌名

      英語青年(研究社) 150巻9号

      ページ: 46-48

  • [雑誌論文] The Gate to Another Garden : Text and Image in Jenny Bornholdt's These Days2004

    • 著者名/発表者名
      中尾 まさみ
    • 雑誌名

      Writing at the Edge of the Universe 1

      ページ: 151-164

  • [雑誌論文] Is the World a Garden? : Garden Aesthetics between the Japanese and English Tradition2004

    • 著者名/発表者名
      安西 信一
    • 雑誌名

      Aesthetics No.11

      ページ: 1-12

  • [雑誌論文] 修正主義と構築主義の間でイギリス社会史研究の現在2004

    • 著者名/発表者名
      長谷川 貴彦
    • 雑誌名

      社会経済史学 70巻2号

      ページ: 83-95

  • [雑誌論文] イギリス風景式庭園の美学2003

    • 著者名/発表者名
      安西 信一
    • 雑誌名

      第53回美学会全国大会当番校企画報告書 1

      ページ: 50-55

  • [図書] イギリスにおけるマイノリティの表象:「人種」多文化主義とメディア2004

    • 著者名/発表者名
      浜井 祐三子
    • 総ページ数
      249
    • 出版者
      三元社

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi