研究課題/領域番号 |
15320039
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ語系文学
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研究機関 | 大東文化大学 |
研究代表者 |
小倉 いずみ 大東文化大学, 法学部, 教授 (00185563)
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研究分担者 |
大西 直樹 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (80152198)
林 以知郎 同志社大学, 文学部, 教授 (90097858)
増井 志津代 上智大学, 文学部, 教授 (80181642)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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キーワード | 国際研究者交流 / アメリカ合衆国 / ジョン・コットン / デヴィッド・ホール / バーバード大学 / 会衆主義 / トマス・フッカー / 勅許状 |
研究概要 |
本研究は平成15年度から4年間にわたって行われた。研究者は主となる4人のほか、同志社大学文学部の白川恵子が加わり、海外共同研究者は3人であった。平成15年度はジョンズ・ホプキンズ大学のラーザー・ジフ教授を招聘し、平成17年度にはハーバード大学神学部のデヴィッド・ホール教授を招聘した。三人目のウィスコンシン大学のサージャント・ブッシュ教授は逝去されたため、一年目だけの参加であった。 日米共同研究であったため、分担者は打合せや資料収集のため毎年アメリカに出張した。大西直樹は全米アメリカ学会とアメリカ歴史協会の大会に出席した。またコロンビア大学に短期滞在した。増井志津代はハーバード大学のホール先生と研究するため、毎年ポストンに出張した。小倉いずみはホール先生の招聘のため、ボストンとニューヨークに三回出張し、マサチューセッツ湾植民地とコネチカット植民地に関して原典の収集を行った。白川恵子はアメリカ文学の最大の学会であるMLAの大会に出張した。 研究成果の発表は、小倉いずみ著『ジョン・コットンとピューリタニズム』(2004)、増井志津代著『植民地時代アメリカの宗教思想』(2006)、大西直樹編著『歴史のなかの政教分離』(2006)を刊行した。大西編著は小倉や増井の論文を含む。また本研究の研究成果報告書として『ピューリタニズムの生成と継承に関する研究』(2007)191ページを出版した。この中の「はしがき」に詳細な研究業績一覧表を作成している。口頭発表は数多く行われたが、特に17年度に国際基督教大学の21世紀COEプログラム「平和・安全・共生の形成と展開」に参加したことが大きい。この成果は大西編著に集約されたが、本研究でも大西の翻訳にさらに内容が展開されている。 本研究をさらに深めるため、小倉いずみは「トマス・フッカーとコネチカット植民地」の研究をしてゆきたい。またさらにピューリタニズムからエマソンまでの思想の変遷をたどる「歴史のなかのエマソン像」の準備をしており、資料収集を続けている。
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