研究分担者 |
片桐 恭弘 国際電気通信基礎技術研究所, メディア情報科学研究所, 所長 (60374097)
堀江 薫 東北大学, 留学生センター, 教授 (70181526)
片岡 邦好 愛知大学, 法学部, 助教授 (20319172)
石崎 雅人 東京大学, 大学院・情報学環, 助教授 (30303340)
阿部 圭子 共立女子大学, 国際文化学部, 教授 (90231951)
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研究概要 |
「文化・インターアクション・言語」の関わりを明らかにするために,前年度にデザインしたデータを収集し,観察,分析を行った。具体的な研究活動は次の通りである。 【1】データ収集 (1)5月22日(土),29日(土),6月5日(土),12日(土)/日本人とアメリカ人のビデオ映像とDAT録音の収録を行った。内容は,(1)共同作業の会話,(2)語りの談話,(3)「びっくりしたこと」について自由会話を親疎関係のペアーを日本人で26セット,アメリカ人で22セット収録(IRアルトと共同作業) (2)7月24日(土)/韓国人,中国人を各4セット上記の上記の内容のデータタ収録(IRアルトと共同作業) (3)(1)(2)をIRアルト(委託業者)で書き起こし。日本語については漢字かな混じりの他にローマ字化。DVDと書き起こしを共同研究者に配布 (4)2月/言い重なりを明示する書き起こしをIRアルトに発注。 【2】研究活動 (1)6月19日(土)クローズドワークショップ/アメリカの言語人類学の第一人者William Hanks教授を招き,本研究プロジェクトの発表(片桐及び院生チーム)をし,コメントをもらうと共に,そのディスカッションを詳細にわたり行う。 (2)6月20日(日)/日本言語学会ワークショップを本プロジェクトが企画開催「Cultural Basis of Linguistic Structures and Communicative Practices : Views from Anthropology and Field Linguistics」 本プロジェクトのメンバーからWilliam Hanks教授,片岡邦好氏に加え,コーディネーターとして堀江薫氏が参加。 (3)8月22日(日)〜24日(火)/収録データの観察,考察,討論のための合宿を行う。 (4)2005年7月10日〜15日にイタリアで行われる国際語用論学会に本プロジェクトとしてパネルのプロポーザルを提出した。パネル審査に合格。 (5)3月4日(金)〜6日(日)/研究発表会を行い,共同研究者に加え,院生(金井薫,植野貴志子)が本プロジェクトで収集したデータに基づいた分析発表を行った。特に,7月のパネルに向けた発表を意識した検討を重ねた。
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