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2003 年度 実績報告書

和歌山県所在真言宗寺院所蔵文献の国語史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15320057
研究種目

基盤研究(B)

研究機関高知大学

研究代表者

山本 秀人  高知大学, 人文学部, 教授 (30200835)

研究分担者 山本 真吾  三重大学, 人文学部, 助教授 (70210531)
松本 光隆  広島大学, 大学院・文学研究科, 教授 (20157382)
月本 雅幸  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助教授 (60143137)
矢田 勉  白百合女子大学, 文学部, 助教授 (20262058)
土井 光祐  実践女子大学, 文学部, 助教授 (20260391)
キーワード真言宗 / 仏教典 / 国語史学 / 文献研究 / 和歌山県 / 高野山 / 興山寺(桃山町) / 高山寺(田辺市)
研究概要

本研究は、和歌山県那賀郡の真言宗寺院 興山寺所蔵文献の調査・研究を中核とする、和歌山県における真言宗寺院所蔵文献の実地調査と、それに基づく考察・研究が中心となる。本年度は、研究代表者・研究分担者に研究協力者を加えて下記の文献調査を実施した。
(1)高山寺(田辺市)所蔵文献の補充調査と重要文献の写真撮影(7月19日〜21日/8名)
本研究とほぼ同じメンバーで既に一通りの調査を完了して文献目録を作成済みであるので、それに基づいて、鎌倉時代以前書写のもの、それ以降の真言宗の教学の状況の分かる写本・書き入れのある版本など、重要文献12点を選定して写真撮影を行った(約1200齣)。
(2)高野山大学図書館所蔵の真言宗関係文献の調査(8月25日〜29日/7名)
メンバー各自の役割分担や関心に基づいて、重要と目される文献を1人数点選択して閲覧し、その文献の性格の検討や国語学上重要な用例の抄出作業などを行った。
(3)興山寺(那賀郡桃山町)所蔵文献の総合調査(9月13日〜16日/13名)
本研究の中核となる興山寺調査であり、実際には、(1)(2)(3)に先立って、本科学研究費支給以前に、下記(0)の興山寺調査を実施しており、実質的には本年度2回目である。
(0)興山寺(那賀郡桃山町)所蔵文献の総合調査(4月27日〜30日/6名)
(更にこれに先立ち平成14年11月22日・23日に5名で予備調査を実施済み)
経箱全約100箱を1人ずつで担当して文献毎の調書を作成する作業を行い、(0)(3)の2回で27箱が終了した(一部予備調査時分を含む)。本科学研究費の終了する平成18年度までに完了して文献目録を作成することが目標であるが、達成の見通しが立ったと言って良い。併せて重要と目される4点(440齣)の写真撮影も行った。
以上のような調査・撮影が主体であるが、最終年度の18年度に行う大局的研究の前提となる重要な意味を持つものである。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 山本 秀人: "宝菩提院本類聚名義抄について-観智院本との比較より-"訓点語と訓点資料. 111. 20-30 (2003)

  • [文献書誌] 月本 雅幸: "高山寺蔵本遍照発揮性霊集巻第五 解題"高山寺資料叢書. 23. 235-238 (2003)

  • [文献書誌] 松本 光隆: "三教指帰巻中 解題"高山寺資料叢書. 23. 167-202 (2003)

  • [文献書誌] 山本 真吾: "院政鎌倉時代における表白文量産の史的背景"三重大学日本語学文学. 14. 1-12 (2003)

  • [文献書誌] 山本 真吾: "院政・鎌倉時代加点の表白文における施注漢語の性格"国語語彙史の研究. 22. 37-60 (2003)

  • [文献書誌] 矢田 勉: "国学者のテキスト意識の発達と上代文献の刊行"白百合女子大学研究紀要. 39. 109-129 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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