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2004 年度 実績報告書

e-Learningによる専門教育及び多文化理解をめざした日本語学習環境の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15320063
研究機関東京外国語大学

研究代表者

藤村 知子  東京外国語大学, 留学生日本語教育センター, 助教授 (20229040)

研究分担者 鈴木 美加  東京外国語大学, 留学生日本語教育センター, 助教授 (90226556)
林 俊成  東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (70287994)
キーワードe-Learning / 仮名教材 / 漢字教材 / 通信環境調査
研究概要

平成16年度は以下の項目について研究を進めた。
1.Webベースの漢字教材の制作
専門教育の出発点となる漢字600字、入門期のひらがな・カタカナの筆順を動画に記録し、ひらがな・カタカナについてはWeb上で見られるようにした。日本語学習者が字形と音を早く結びつけられるよう、仮名はその文字の発音を、漢字は画数を録音して、筆順の動画を再生する際、音も同時に再生できるようにした。また、正しい筆順で書く訓練が漢字を速く正しく認識することにつながるため、一画ごとの筆順も再生可能にして、上下左右の動きの確認をとれるようにした。
2.通信環境の調査
日本語印刷教材の入手しにくい地域への教材提供を目的として、e-Learningシステムを利用した教材の制作を目指しているが、受け手のコンピュータ環境によっては目的が達成できなくなる恐れがあるため、調査を行った。その結果、日本語学習人口の多いアジア地域の場合、シンガポールでは問題なく音声・動画再生を行うことができるが、中国、タイ、マレーシア、インドネシアでは大学構内の通信回線の容量が小さいため、静止画のダウンロードはできても、音声が再生されるまでには至らないことがわかった。このように通信環境が整備されていない地域では、CD-ROMによる教材の配布希望が多かった。
3.教材のニーズ調査
高等教育機関に設置されている日本語のコースで求められている教材も国によって異なり、たとえば中国では初級レベルは中国国内でさまざまな教材が出版されているため、日本に求めるのは中級や上級段階の「定番」となる目本語教材であるのに対し、インドネシアでは初級レベルのスキルを伸ばす教材やインドネシア語で記述された日本語文法書であった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 多言語対応・初級日本語e-Learning教材の開発2004

    • 著者名/発表者名
      佐野洋, 藤村知子, 林俊成, 芝野耕司
    • 雑誌名

      CIEC(コンピュータ&エデュケーション)会誌 VOL.17

      ページ: 8

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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