研究課題/領域番号 |
15320063
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
藤村 知子 東京外国語大学, 留学生日本語教育センター, 助教授 (20229040)
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研究分担者 |
鈴木 美加 東京外国語大学, 留学生日本語教育センター, 助教授 (90226556)
林 俊成 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (70287994)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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キーワード | e-learning / 専門日本語教育 / 橋渡し教材 / 文字教材 |
研究概要 |
日本語教育の代表者・分担者から日本語教材を提供し、それをもとにして、情報工学の分担者がWebで公開可能な形式にすることにより、日本語の自律学習の環境支援を目指したが、著作権や海外での通信回線の問題があり、Webでの公開は一部にとどまった。 (1)仮名・漢字教材の制作 専門教育の出発点となる漢字600字、及び入門期のひらがな・カタカナを自学自習できるよう、筆順を動画に記録し、仮名についてはWeb上で学習できるようにした。日本語学習者が字形と音を早く結びつけられるよう、筆順の動画を再生すると、字音が自動的に聞こえるようにした。 (2)専門教育支援 初級の学習者に配慮した地理教材をWeb上に公開できるよう、基本設計を行った。しかし、学習者が困難を感じているのは、日本語のレベルへの配慮がほとんどない入門書の読解であるため、日本の政治に関するテキストを取り上げることにした。日本語能力試験3級終了程度の学習者でも理解できるよう、辞書機能をつける語彙を特定させるため、形態素解析ツールにかけて2級以上の語彙を選び出した。また、係り受け構造解析ツールにかけたところ、初級終了程度の学習者にとっては、かなり複雑な構造を持つ文が多かった。そこで、何が・いつ・どこで・どのように・どうしたといったいわゆる5W1Hがわかるよう質問文を用意し、それに答えれば、文の意味が理解できる方式を採用することにした。1文の理解だけではなく、文章全体の理解につなげるため、意見、根拠、例示等文章の中で果たしている機能も質問に盛り込んだ。 (3)インフラの問題 韓国、シンガポールを除く、日本語学習の盛んなアジア地域では、文科系高等教育機関におけるコンピュータおよび通信回線の整備が整っておらず、Webによる教材配信が必ずしも便利ではないことがわかった。
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