研究課題/領域番号 |
15320068
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
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研究分担者 |
冨田 かおる 山形大学, 人文学部, 助教授 (00227620)
中山 和男 山形大学, 教育学部, 助教授 (10180431)
本多 薫 山形大学, 人文学部, 助教授 (90312719)
佐藤 恭子 プール学院大学, 国際文化学部, 教授 (30205976)
谷 昭信 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (90236670)
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キーワード | 定義文 / 語彙 / 連想語 / 学習 / 音声 / 言語実験 / 即興 / データベース |
研究概要 |
本研究の日的は、語彙意味理解に役立つ平易な定義文の音声データベースを構築することにある。また、作成された語彙定義文を学習に使用することで、学習者の語学力が向上することを、言語実験を施行し検証することである。 本年度は、録音環境の改善、予備言語実験の施行、言語教育応用可能性の検討、データベース作成手法の検討、研究成果中間発表を中心に研究が進められた。特に、語彙連想ゲームを、即興発話データ収集手法として、また、発話・聴解教授法として試行し、発声・知覚の点から分析を行った。言語実験では、日本人英語母語話者間、英語母語話者間、日本人英語学習者と英語母語話者間の対話を、語彙連想ゲームを用いて録音した。録音データは、音声分析ソフトを用いて、母音の長さと音質を基準に分析し、それぞれの特徴を比較した。日本人英語学習者間の対話では、英語母語話者間対話の母語話者の母音と異なり、学習者の母音は、音質よりも長さの変化に依存することが観察された。同じ傾向が日本人英語学習者と英語母語話者間の対話でも観察された。母音を基準とした分析からは、学習者間と対母語話者で学習者の発話に向上は観察されないが、長期的学習による効果は期待できると思われる。実験結果を基に、対話形式の音声語彙定義文作成が日本人英語学習者の発話訓練や聴解訓練に役立つ可能性があることを示唆した。 本年度の研究成果のまとめは、以下の1〜7に示す通りである。 1.語彙連想ゲームを用いた即興発話データ録音 2.録音音声データ分析 3.分析結果のまとめ 4.語彙連想ゲームを用いた即興語彙定義発話の言語教育への応用可能性検討 5.データベース作成手法検討 6.言語習得関連国際学会での成果発表 7.教育関連国際学会での成果発表
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